結婚式のような冠婚葬祭の場面で必ず話題に上がるのが「六曜」です。
昔から親しまれてきた暦注の一つで、
日にちによって物事の吉兆があると考えられています。
そのため、結婚式や葬式、勝負事といった人生の節目においては、
いまだに重視することの多い考え方です。
六曜(ろくよう)は、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口ですが、
その中において結婚式って先負の日でも問題ないのだろうか?
気にしたほうがいいのだろうか?
目次
◆先負の日に結婚式を行うのはアリかナシか、どちらなのか?
結論としては先負いでも問題はありません。
先負は「先んずれば即ち負ける」と言われている日です。
それはつまり「万事平静に努めることを良し」とされている日なのです。
ですから結婚式のような祝い事は避けるべきだと考えられてきました。
しかし厳密にいえば、
先負とは凶なのは午前中だけであり、午後になれば運気は吉に回復するのです。
そのため結婚式の開始を昼以降に遅らせれば大して問題はないのです。
◆なぜ?先負いが問題とされるのか?
一般的に結婚式のような祝い事でにおいては、
万事が上手くいく大安の日が一番適していると考えられています。
その次に選ばれる六曜として友引が続きます。
そのため多くの結婚式場ではその二つの日に多くの予約が殺到し、
人気が集中しています。
逆に仏滅などの凶日は避けるのが無難と考えられているので、
比較的結婚式場の予約が少なく落ち着いています。
つまり昔から一般的に「大安」「友引」が結婚式の日なのです。
昔からの風習であることを考えると。。。
結婚式とは親族がメインで出席する儀式です。
ですから、
・年輩の参列者が多い場合
・田舎のように風習を重んじる傾向が強い土地柄の場合
といったケースが多く見られます。
そういった場合においては結婚式を先負の日に行うことに不快感を示す人も、
いるであろうことも頭に入れておくべきです。
逆に言えば、
・若い参列者が多い場合
・それほど昔ながらの風習にこだわる参列者や親族がいない場合
などはさいして問題にならないという事になります。
◆先負の日を選ぶメリット
結婚式に先負の日を選ぶメリットはたくさんあります。
例えば。。。
・料金が大安や友引より安く設定されていることが多い点
・あまり混みあっていないため落ち着いて挙式や披露宴が行えるという点
◆最後に
実際に参列する人たちからしてみれば、
六曜で選ぶよりも、
・式の日の季節や気候や天候
・式場への交通アクセスの便利さ
こういった事のほうが、よっぽど優先し重視したいポイントとなります。
そのため、
気持ちよく参列してもらいたいのであれば、六曜を優先的にするのではなく、
他の事柄にも注意して式場選びを行うのがおすすめです。
そうすれば人生に一度の思い出となる結婚式が実現できます。
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