ハイミーも味の素も、うま味調味料として長い間愛されている商品です。
どちらも味の素という会社が開発し販売しています。
そしてどちらも「うま味調味料」です。
では、このハイミーと味の素にはどの様な違いがあるのでしょうか?
目次
◆ハイミーと味の素の違いとは?
ハイミーと味の素の違いとは
・商品説明
・配合比率
・使用用途
ではそれぞれをどのように違うのか順番に見ていきます。
◆商品説明の違いについて
味の素は、
「昆布のうまみのもとである、
グルタミン酸というアミノ酸から生まれたもので、
調理の下ごしらえから仕上げまで幅広く使える」
という商品説明がされています。
そして、ハイミーは、
「昆布、かつお、シイタケに含まれるうま味成分を、
バランスよく配合していて、うま味が強く素材によく浸み混むので、
煮物やなべ物にまろやかさとコクを与える」
という商品説明がされています。
こうしてみると、商品説明では、
味の素は「昆布のうま味成分」
ハイミーは「昆布、かつお、シイタケのうま味成分」
となります。
しかし実際に味の素に配合している成分は、
・グルタミン酸ナトリウムが97.5%
・リボヌクレオチドナトリウムが2.5%
ハイミーのほうは、
・グルタミン酸ナトリウムが92%
・リボヌクレオチドナトリウムが8%
となっています。
これはどういうことなのか?
◆配合比率の違いについて
実際に味の素に配合している成分は、
・グルタミン酸ナトリウムが97.5%
・リボヌクレオチドナトリウムが2.5%
ハイミーのほうは、
・グルタミン酸ナトリウムが92%
・リボヌクレオチドナトリウムが8%
昆布のうまみ成分は「グルタミン酸ナトリウム」がほぼメインの成分です。
「リボヌクレオチドナトリウム」は肉系やきのこ系のうまみ成分のことなのです。
これら両方を混ぜると相乗効果でさらにうま味成分が強く出るのです。
こうしてみると味の素もハイミーも同じ成分となります。
しかし違うのは配合比率となります。
このことから味の素はほぼ昆布のうま味。
ハイミーは昆布だけではなくシイタケとカツオのうまみも強調されているのです。
ですので同じうま味成分でもコクが違い、使い方違ってくるのです。
◆使用用途の違いについて
どのような使い分けがあるのか?
味の素は昆布が主なので、昆布だしを使うような料理や、
カツオの魚成分が入ってほしくないような料理にも使えます。
またチーズやトマトなどもグルタミン酸のうまみ成分と合いますので、
トマト料理やチーズ料理にも使うことができるのです。
一方ハイミーはしっかりと濃い目に味をつけたいときに使うとよいでしょう。
煮物やそばつゆ、うどんつゆ、なべ物、中華料理、和風の料理など、
コクを出したい料理に適しているといえます。