春から初夏にかけて旬を迎えるワラビは山菜としても大変人気のある植物ですね。
ワラビはアクが強いものの独特な風味があり、
ゆでたものはお蕎麦に添えたり、お浸しにしたりして食べることができます。
では実際にワラビの日持ちはどのくらいなのでしょうか?
目次
◆ワラビの日持ちはどのくらい?
ワラビの日持ちは目安として、
・冷蔵保存2日
・冷凍保存2ヶ月
・乾燥保存1年
・塩漬け1年程度
しかし、日持ちをさせるためには1日程度で下処理をする必要があります。
・どうしてか?
ワラビは採ってきたり購入したりすると、
切り離した部分からアクの影響で黒ずんできます。
そのままの状態ではどんどん鮮度が落ちていきます。
ですから、できれば1日程度で下処理を終えてしまいましょう。
・ではどんな処理方法があるのか?
そのため早めの処理が大切で主に
・茹でる
・塩漬けにする
といった方法があります。
◆茹でる場合
茹でる場合はまず、根元を輪ゴムなどでとめて、
重曹が入ったお湯でさっと茹でます。
もし重曹がなければお菓子を作る時に使用するベーキングパウダーか、
小麦粉でも大丈夫です。
あまり長い時間茹でてしまうと先端のほうが柔らかくなってしまうので、
茹でるときは根元から入れるようにし、
時間をおいてすべてを鍋の中に入れる方法が良いです。
ゆであがったら水で良く洗います。
洗った後は清潔な保存容器に入れて冷蔵庫に保存しますが、
2日程度は日持ちします。
それ以降であれば食べやすく切って冷凍保存しましょう。
この時、1回分ずつにわけておくと解凍してすぐに食べることができます。
冷凍の場合はおおよそ2か月程度で食べきるようにします。
茹でたものは炊き込みご飯の具にしたり、
煮物にしたりといろいろな料理に使うことができます。
冷蔵庫よりも冷凍庫のほうが保存がうまくいくので、上手に活用してみましょう。
◆乾燥させる場合
乾燥させる場合は、アク抜きしたワラビを使います。
アク抜きしたワラビをザルに広げて、
日当たりと風通しのいい場所に天日干しします。
梅干しと同様に雨に濡れないように気をつけましょう。
約2日くらいですかね、ひじきみたいに黒くてカリカリになったらOKです。
使用する際には水でもどして使います。
乾燥したらジップロックなどに乾燥剤と一緒にいれて、
冷蔵庫などに保存すれば1年以上持ちます。
◆塩漬けの場合
塩漬けの場合は、生のまま塩でサンドしていきます。
・アクは大丈夫なの?
アクは塩漬けすることで抜けます。
ですが、茹でる方法よりも若干難しいのです。
なぜなら塩が少ないと腐ってくる可能性があります。
ですから腐らせないように、塩は多く使いましょう。
保存期間として塩漬けは塩加減によっても異なりますが、
おおよそ1年程度は保存ができ、ゆでて冷凍したよりも日持ちができます。
食べるときは塩抜きをして食べます。
もし、大量にワラビがあって、
保存に困った場合は塩漬けにチャレンジしてみても良いですね。