冬瓜は昔に比べると食べないという人も増えてきて、
実際に料理をしたことがないという主婦や、
食べたことがないという人も珍しくなくなっています。
また、漢字で冬の瓜と書くことから、
冬の野菜と勘違いされることさえしばしばです。
冬の瓜と書く冬瓜は実は夏野菜で、
冬まで保存できることが名前の由来となっています。
ですので、旬も当然、夏になります。
そんな冬瓜の栄養や効能はどうなの?カロリーって高いの?
目次
◆冬瓜の栄養はどうなの?
冬瓜に含まれる栄養については、
・水分
・カリウム
・ビタミンC
じゃあ上記の栄養についての効能やカロリーはどうなのだろうか?
◆冬瓜のカロリーって高いの?
冬瓜ですが食用とする実の部分のうち、95%は水分になります。
そのカロリーは100gあたり16キロカロリーです。
また、糖質も100gあたり2.5グラム。
カロリーとともに糖質は野菜の中でも低い部類になっているのです。
そのため、ダイエット食品として優れていて適した食品と言えます。
料理としてスープやお味噌汁などにいれて、
最初にたくさん冬瓜を食べることで全体のカロリーを抑えるというのが、
冬瓜を使用したダイエットです。
◆冬瓜の効能はどうなの?
・カリウム
冬瓜の栄養素を見てみるとカリウムが多く含まれていることがわかります。
カリウムは人間の体内にあるナトリウムを排出する効能があるので、
高血圧などの予防が期待できます。
また、汗をかくとカリウムも失われてしまうのですが、
そのカリウムには水分を保持する効能があります。
そのためカリウムが失われると人間の細胞内の水分が失われてしまいます。
その結果、脱水症状や熱中症といった症状を引き起こす原因となってしまいます。
・ビタミンC
その他にも冬瓜にはビタミンCが含まれています。
ビタミンCはメラニンの生成を抑える働きがあります。
ですので日焼けを予防する効果があります。
その他にもビタミンCといえばレモンなどの柑橘類を想像しがちですが、
実はかんきつ類には、
ソラレンという紫外線を吸収しやすくしてしまう物質も含まれています。
そのため、日焼け予防という観点から見ると、
かんきつ類よりも冬瓜でビタミンCを吸収することが望ましいでしょう。
なお、ビタミンCには日焼けの他にも抵抗力を高める作用があります。
ですので、風邪予防にも効果的です。
そのため、夏場だけではなく冬場に冬瓜を食べることは、
風邪やインフルエンザなどの予防にも効果的です。
このように冬瓜は保存性だけでなく、
効能の上でも夏場から冬場まで摂取したい食べ物のひとつと言えます。