らっきょうと聞くと体に良いイメージがありますよね。
具体的には、
・疲労回復効果
・血の流れを阻む血栓を取り払う
・ビタミンB1の吸収をサポートすることで新陳代謝をUP
・滅菌作用
などがあります。
このようにらっきょうは美味しく体にも良いため、
好きな人は1度食べると止まらなくなりますよね。
ついつい食べ過ぎてしまうんですが、
実はらっきょうの食べ過ぎは体に良くありません。
らっきょうの1日あたりの摂取量ってどのくらいが良いのでしょうか?
目次
◆意外な落とし穴とは?
らっきょうには硫化アリルという成分が含まれていて、
硫化アリルはビタミンB1の吸収率を高めてくれる効果が期待できます。
さらに体の代謝を高める効果も期待できて、
これがらっきょうが体に良いとされる理由になっているんですが、
ここに意外な落とし穴があります。
硫化アリルは刺激の強い成分で、
大量に摂取すると強い刺激によって胃が荒れてしまうんです。
らっきょうをたくさん食べた後は決まって胃の調子が悪くなる、
そんな経験をした人もいるかもしれません。
たとえば薬も体に良いものですが大量に摂取すると調子を崩してしまったり、
副作用が出てしまったりしますよね。
それと同じでらっきょうもたくさん食べればいいというものじゃないんです。
◆具体的な症状について
胃が荒れるという言い方は少し曖昧なのでより具体的な症状を見ていきましょう。
らっきょうを食べ過ぎると硫化アリルの影響で胃もたれを感じたり、
胃腸が元々弱い人だと下痢になってしまうことがあります。
体に良いはずのらっきょうを食べて、
こんな症状が出るなんて意外な感じがしますが、
何事も適量が大事ということなんでしょう。
ただ、硫化アリルは熱にとても弱いためちょっと過熱しただけで
その刺激を弱めることができます。
どうしても心配だという人は、
少し熱を加えてから食べるのもいいかもしれません。
その代わり硫化アリルに期待できるプラス効果も失われてしまうので、
単純にらっきょうの味が好きでたくさん食べたいという人向けの方法でしょう。
栄養もしっかり摂取したいならそのままの状態で適量を食べる方がいいです。
◆らっきょうは一日に何個?
ではらっきょうの適量とはどのくらいなのか?
目安としては1日に4粒程度と言われています。
らっきょう好きな人にとっては少ないと感じる数だと思いますが、
胃腸の健康のためにもこの数を守るようにしてください。
1日にこれ以上の量を食べてしまうと、
先ほど紹介したように胃もたれしたり下痢になってしまう可能性があります。
食べ過ぎが良くないだけで、
らっきょう自体はとても美味しく体にも良い食材です。
つまり自分の食べ方がとても大切なんです。
らっきょうの持つ良い効果を最大限に発揮させ、
健康維持に役立てるためにも1日に食べていい量を知りましょう。
食べ過ぎにさえ注意していれば非常に優れた食材で、
日本の食文化の素晴らしさを感じられます。