奈良県と言えば古墳や寺社仏閣などを思い浮かべる方もいらっしゃると思います。
それとともに、やはり鹿が多い、
というイメージを持たれている方も多いと思います。

特に有名な観光名所にもなっている奈良公園にはかなり多く、
しかも想像以上の数がいることに驚かれる方もかなりいらっしゃいます。

では、奈良県には鹿がなぜ多いのでしょうか?

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◆奈良県には鹿がなぜ多いのでしょうか?

それはずばり、神様の使いとされているからだと言えます。
ですから奈良県では鹿をとても大切に保護しており鹿が多いのです。

じゃぁ、どうして鹿は神の使いなのだろう?

◆なぜ鹿は神の使いなのか?

今現在、奈良公園周辺には1200頭ほどの鹿がいると言われています。

そもそも奈良に平城都ができたころ、
藤原氏の氏神として、茨城県の鹿島神社から、
タケミカヅチという神様を春日大社の裏手にある御笠山へ移して祀られました。

しかし茨城県と奈良県にはかなりの距離があるので、
神様のタケミカヅチが、純白の鹿に乗ってきたと言われています。

そのため、鹿もタケミカヅチと同様に神様の使いとして崇められ、
今現在に至っているというわけです。

このようなことから、奈良県では鹿をとても大切に保護するようになりました。

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◆どうして現在のように数が増えたのか?

昔から大切にされてきた鹿は江戸時代の頃には、
鹿を殺してしまうと死刑になってしまったという話もあります。

しかし、明治時代からは保護することも少なくなってきました。

太平洋戦争のころになると、
食糧難を回避するために狩猟の対象となったこともあり、
かなり激減してしまいました。

その後、国の天然記念物に指定されたこともあり、再び保護の対象となりました。

このように奈良県の鹿は、神様の使いとして祀られたことや、
国の指定文化財に指定されたことから、ここまで増えたと言えるでしょう。

◆鹿はどこが管理しているの?

国の天然記念物とされていることで、
ここの鹿は国や県の物だと思われる方も多いかもしれません。

ですが実は全て野生となっており、
どこかの団体が所有しているというわけではありません。

そのため、被害を受けたり、逆に被害を与えてしまったとしても、
責任を追及することは出来ません。

しかし、もし被害を与えてしまった場合は、
警察署や愛護団体へ連絡をすれば治療も行ってくれます。

奈良公園ないだけでなく周辺の民家や道路にも鹿は出没します。
私が行ったときには朝早いと道路にたくさんいて、非日常的な情景でしたよ。

自由気ままですから野生と言われれば納得ですね。

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