温度計ですが熱があると赤いのがしたから上に上がります。
そして、その時の体温のところで止まります。

あたり前のように使っていたのですが、

そもそも、温度計の赤い液体がなぜ上がるのか?
また、赤いもの正体は何なのか?

ふと考えたらわからない自分がいました。

目次

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◆温度計はなぜ上がるのか?赤い液とはなにか?

温度計はなぜ上がるのか?
それは赤い液体が熱によって暖められて膨らむ「体積が増える」からです。

ではその赤い液体はなんなのか?
赤い液体の正体は「灯油」です。

もう少し具体的に見ていきます。

◆温度計の赤い液体はなんなのか?

赤い液体が使われている棒状の温度計はアルコール温度計といいます。
その赤いものの正体は実は灯油に赤い色素を混ぜたものです。

なぜ赤色の液体なのか?

それはメモリを読みやすくするためです。

では赤い液体は暖まるとなぜ上がるのでしょうか?

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◆温度計はなぜ上がるのか?

簡単に言うと、灯油の体積は温度によって変化していくのです。
温度が上がると赤い液体が大きくなるので上がっていくという事です。

ですから温度計をお湯に付けると灯油の体積が増えた分だけ上がっていき、
止まった所の目盛りがその時の温度となります。

灯油が温まる事で体積が増えていくという性質を利用してつくられているのです。

◆温度計の中身は水銀じゃないの?

実は今まで私は温度計の赤い液体はずっと水銀だと思っていました。

しかし。。。水銀は赤色にできません。
さっき知りました。

赤色は灯油に着色したものだったんですね。

なんでわざわざメモリが確認しにくく、また危険な水銀を使う必要があるのか?
それは精度的に灯油よりも水銀のほうが正確だからだそうです。

◆今後は水銀を使った製品は作られなくなる?

しかし水銀は金属の状態ですと毒性はほとんどないのですが、
それが蒸発すると毒性があります。

つまり水銀温度計を壊した場合に誤って飲んだとしても、
ほぼ毒性がないなため便と一緒に排出されます。

ですが、しばらく放置して気化した場合に、
それを吸ってしまうと毒性があるために発熱や呼吸困難などの症状がでます。

水銀の取扱は危険な側面がおおいにあるのです。

ですからもし水銀温度計が割れてしまった場合は、
慌てずにコピー用紙などを使用してガラス瓶やポリ袋に入れて密封しましょう。

回収した水銀は自治体で決められたルールに従って廃棄してください。

また通気性が良い場合には気化した水銀を吸うことはほとんどありません。
ですから換気もきちんとしましょう。

今後、温度計に水銀が使われることがなくなります。
世界保健機関(WHO)は水銀体温計などの使用をやめることに決定しました。

それにより水銀製品の製造や輸出入を原則的に禁止になります。

水銀を使った製品としては体温計や血圧計の他にも蛍光灯、電池などがあります。
ただ一般蛍光灯などは対象外となります。

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