国内には生活保護という制度があります。
生活困窮者になってしまった際には、
各自治体に申し込みをすることで最低限度の生活を保障されるものです。
最低限度の生活を保障されるというのは、実際いくらもらえるのか?
また、生活保護のほうが得という事はあるのだろうか?
目次
◆生活保護は実際にいくらもらえるのか?
単身世帯の場合では約6万円から8万円程度になります。
2人世帯の場合では、約8万円から12万円が相場です。
母子家庭で受給される方も沢山いますが、
この場合では約13万円から16万円になることが多いようです。
*上記の金額は年齢や住んでいる場所の級地により違いがあります。
*また生活扶助(賃貸の家賃>持ち家の場合はなし)を含んでいません。
もうすこし具体例をみると。。。
東京の場合
3人世帯(33歳、29歳、4歳) 157,170円
高齢者単身世帯(68歳) 78,470円
高齢者夫婦世帯(68歳、65歳) 118,880円
母子世帯(30歳、4歳、2歳) 187,460円
*「生活扶助基準額の例(平成30年10月1日現在)」(厚生労働省)
* 児童養育加算(世帯に児童がいる場合に支給)を含む
上記の金額に必要や状況に応じて「加算」がされます。
◆給付における「加算」とは?
生活保護費は生活扶助、住宅扶助(家賃)については、
該当者全員に支払われる項目です。
生活扶助+住宅扶助が給付の基本となる額面になります。
家族構成や個別の条件などにより基本となる額面に加算がされます。
例えば。。。
・母子加算
・児童養育加算
・障害加算
などが代表的な項目です。
他にも教育扶助や生業扶助なども該当しています。
一時扶助(出産やお葬式)という支給も別途加算されます。
そして生活保護を受けていると、医療費が免除されること、
住民税の支払いや年金の支払いも免除されます。
◆生活保護のほうが得という事はあるのか?
よく聞く話で「生活保護のほうが得」とかありますよね。
それは、どういった場合なのか?
例えば。。。
ボーナスなしで手取り14万で家賃が4万だと。。。残りは10万
一方、単身世帯の場合では約6万円から8万円程度が生活保護の支給額になります。
(家賃分を除いた支給額)
この時点で2万円の差となります。
ですが生活保護の場合、医療費が免除になります。
ですから風引いたり病気になり医療費がかかってきたりすると、
使えるお金が生活保護の受給者よりもすくなる可能性も出てきます。
こういったケースでみると生活保護のほうが得と感じるのです。