ノロウイルスというと皆さんはどんなイメージを持っているでしょうか?
とにかく下痢が止まらない病気。。。
こう思っている人がかなり多いはずです。
ですが意外なことに、
ノロウイルスになったら必ず下痢になるというわけじゃないんです。
目次
◆ノロウイルス=下痢というイメージ
ノロウイルスとは感染性の胃腸炎で、
感染者から、つまり人から人への感染と食品からの感染が主な感染経路です。
その症状は
・下痢
・発熱
・嘔吐
・お腹の痛み
などで、
特に下痢の症状はかなりキツく、
ノロウイルスになるとトイレから出られないなんてことも珍しくありません。
ノロウイルスになったことがある人の話を聞いても、
やはり下痢の症状について大変だったと言う人が多く見られます。
そのためノロウイルス=下痢というイメージが強くなっているのですが、
下痢は症状の1つで必ず出るとは限りません。
ノロウイルスになっていても発熱だけだったり、
発熱と嘔吐はあるものの下痢の症状はない場合もあるんです。
◆ノロウイルスの怖さでもあり厄介なところ
となると。。。たとえば発熱だけだとしても、
ノロウイルスになっている可能性を考えないといけなくなります。
特にノロウイルスによる発熱は、
39度以上に高熱が出るんじゃなく38度くらいの微熱が続きます。
ちょっと風邪を引いただけ、
そんなふうに思っていたらノロウイルスになっているかもしれないんです。
ノロウイルスは下痢になるという認識のままですと、
自分の状態を正しく判断できないことになります。
これがノロウイルスの怖さでもあり、厄介なところでもあります。
◆ではどうすればいいのか?
ではどうすればいいのか?
やはり病院で診察してもらうのが1番です。
下痢の症状がなくても発熱の症状が見られる時は、
ただの風邪だと勝手に判断しないで医者に診てもらうようにしましょう。
そうすれば正しい判断をしてくれるので治療もすぐに行えます。
ノロウイルスは冬に流行しやすいので、
同じく冬に流行しやすいインフルエンザや、
ただの風邪と勘違いしてしまうこともあります。
下痢の症状がなくてもノロウイルス感染を疑うこと!!これが大切です。
◆最後に
最後に、ノロウイルスは感染性なので感染に気を付けていれば予防できます。
食事をする時は食材によく火を通して十分に加熱することが大切です。
ノロウイルスに感染する恐れがある食材は、
カキなどの2枚貝ですのでカキを食べる時は注意しましょう。
生カキはとても美味しいですがリスクもあるわけです。
人からの感染を防ぐ最大の予防法は、こまめな手洗いなので、
外出して帰ってきた時は、
必ず石鹸を使ってよく手を洗うように意識しましょう。