みなさんはお盆玉っていう言葉を聞いたことがありますか?
初めて聞いたという人も多いと思いますが、
それもそのはず、お盆玉は最近になって使われ始めた言葉なんです。
ではお盆玉にはどんな意味があるのでしょうか?
目次
◆お盆玉にはどんな意味がある?
お年玉と似ているなぁ。。。
そう感じた人はかなり鋭い勘の持ち主です。
そう、お盆玉はお年玉のようなもので、
文字通りお盆にあげるお小遣いのことなんです。
おそらく今の大人の人達のほとんどが、
お盆玉なんてもらった記憶がないと思います。
ですが。。。
地域によってはもらっていたという人もいるかもしれません。
というのも、実はお盆玉の風習は意外に古くて、
江戸時代までさかのぼると言われています。
現在の山形県の一部の地域で、
「奉公人に服や下駄をあげていた」のが始まりだそうです。
それが昭和の頃に入ってから、
子供にお小遣いをあげるといったお年玉と同じような扱いになったというんです。
なので。。。
山形県に住んでいる人の中には、
昔からお盆玉を知っていたという人もいるでしょう。
元々は「奉公人に服や下駄をあげていた」ということを考えると。。。
お盆玉の意味としては、
普段の努力や頑張りを評価してあげるといった感じになります。
新年を祝うお年玉とはちょっとニュアンスが違いますね。
◆お盆玉の相場
あげる側の大人としてはお盆玉の相場も気になると思います。
まだまだ定着し始めたばかりのものなので、
相場もはっきりとは決まっていないんですが、
基本的にはお年玉と同じくらいでいいと思います。
ただお年玉よりも少ない金額にするという人も多いようで、
これを参考にするのも1つの方法です。
小学生なら数千円、
中学生、高校生で1万円くらいが割合としては多いですね。
もちろんいくらあげるかは自由なので、
もっとあげてもいいですし、少なくしてもかまいません。
小さな子供にあげすぎても逆に良くないですし、
少なすぎるとがっかりされちゃうので上手くバランスをとりましょう。
◆最後に
お盆というと親戚が集まって故人の帰りを迎える日です。
そのため賑やかなお正月に比べると少ししんみりした雰囲気もあると思います。
ですが。。。
このお盆玉が最近になって全国的に注目されるようになりました。
お盆玉専用のぽち袋まで販売されるようになっているんです。
このままいけば近い将来、
お盆玉をあげるのが当たり前の時代がくるのではないでしょうか?
お盆玉が定着すれば、
子供とおじいちゃんやおばあちゃん、親戚の人の繋がりもより強くなって、
今まで以上にみんながお盆を楽しめるようになるかもしれませんね。
小さな子供にとってはお年玉だけじゃなく、
お盆にもお小遣いがもらえるのでかなり嬉しい風潮ですね。
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