たくましい体を作るために筋トレに励んでいる、
そんな時に気を付けたいのがオーバートレーニングです。
間違った筋トレをしていると、
オーバートレーニングによって筋肉が付くどころか減少してしまったり、
怪我の原因になったりするので注意しましょう。
目次
◆毎日の筋トレは良いの?
さて、みなさんは筋トレをどのくらいの頻度で行っているでしょうか?
毎日欠かさず行っているという人が多いと思いますが、
実はそれは大きな間違いです。
毎日コツコツ筋トレすることが筋肉を増やすために大事と思われがちですが、
これがオーバートレーニングの原因になってしまうんです。
意外なことですが毎日の筋トレは逆効果になりかねないんですね。
◆超回復について
筋トレをする、つまり筋肉を使うと筋組織が破壊されます。
そうなると人間の体は自然と破壊された筋組織を修復しようとします。
この修復時において、今回の筋トレで与えられた負荷に耐えられるように、
以前よりも強く太い筋肉を付けようとするんです。
これが筋トレによって筋肉が強くなる仕組みなんです。
そして筋組織の修復には年齢や鍛える部位によっても違いますが、
およそ2日から3日かかると言われています。
この筋組織の修復のことを超回復と呼びます。
筋トレをすると筋肉痛になると思いますがこれが超回復している状態です。
◆筋肉痛を目安にしよう
筋肉は負荷によって一度破壊され、
超回復をすることで、以前よりも強くなるわけですね。
このことからわかるのは、
筋肉をより強く大きく鍛えるためには超回復が大事なのです。
超回復している期間に筋トレをしても、
筋組織が破壊されている状態では前以上の力が発揮できません。
つまり回復していない状態では、あまり効果は見込めないということです。
だから毎日筋トレをしても意味がなく、
筋トレをしたら筋肉痛をとるために2、3日休息をとることが大事なんです。
そうして目安として筋肉痛がなくなったら再開しましょう。
◆毎日の筋トレは逆効果
この超回復を無視して毎日筋トレをしていると、
筋肉に負荷がかかりすぎてオーバートレーニングになってしまうのです。
オーバートレーニングになると、疲労が抜けなくなったり、
鍛えているのに筋肉量が減ってしまったりとさまざまな悪影響が考えられます。
毎日の筋トレは逆効果とはこういう事なのです。
ついつい毎日筋トレしたほうが、
早く筋肉が付くと思いがちになってしまいますが、
そこをぐっとこらえて、
1日トレーニングしたら数日休んで筋肉痛を治すというのを繰り返しましょう。
◆最後に
現在では科学の進歩などで効果的に筋肉を鍛える方法もわかってきて、
プロスポーツ選手などトップアスリートたちは、
無謀な筋トレを避けるようになっています。
オーバートレーニングを防ぐ事は、なにもプロに限った話ではありません。
私達も効果的に筋肉を鍛えるなら、
超回復やオーバートレーニングの知識を身に付けて、
正しく筋トレを続けることが大切なんですね。
じゃないとせっかくの筋トレが無駄になってしまうかもしれません。
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