愛知県の北西部に位置する一宮市は、かつて織物で栄えた都市です。
毎年七夕の7月下旬に行われる「一宮七夕祭り」は、
仙台七夕まつり、湘南ひらつか七夕祭りと合わせて日本三大七夕祭りと称され、
130万人もの観光客が訪れる盛大なものです。
織物で有名な都市らしく、
「おりもの感謝祭一宮七夕まつり」が正式名称。
例年、ミス織物やミス七夕が選ばれてまつりに華を添えます。
目次
◆時間と日程について
「おりもの感謝祭一宮七夕祭り」は、
毎年、7月の最終日曜から逆算して4日間開催されるので、
今年の日程と時間は下記のようになります。
【日程】2016年7月28日(木)~31日(日)の4日間
【時間】
7月28日(木)初日のみ18時10分からオープニングアクトを開催
(会場:盆踊り会場) 21時まで
7月29日(金)~31日(日) 10時30分~21時まで
・アクセス
JR東海道本線名古屋駅→尾張一宮駅
名鉄名古屋駅→名鉄一宮駅
◆歴史について
このお祭りは昭和31年にスタート。
今では同市の夏の最大イベントとなっており、伝統的な吹き流し飾りなど、
豪華絢爛名飾り付けが見る者の目を奪います。
市民の崇敬を集めている真清田(ますみだ)神社。
その祭神「天火明命(あめのほあかりのみこと)」の
母神「萬幡豊秋津師比売命(よろずはたとよあきつしひめのみこと)」は、
太古から織物の神様として知られています。
そのご加護によって一宮の織物業が発達したと言い伝えられてきました。
なぜ七夕なのか?
織物といえば織女(おりひめ)です。
そうして七夕のお話になぞらえて七夕祭となったのです。
こうして、七夕の時期におりもの感謝祭を兼ねて盛大に行う祭りが始まりました。
◆見どころ
一宮市や商工会議所を中心とした七夕祭り協進会と真清田神社が共催する、
この一宮七夕祭りの七夕飾りを見る以外にもたくさんの見どころがあります。
29日(金)の夜には「提灯祭り」が行われ、
30日(土)の夕方には「御衣奉献(おんぞほうけん)行列」が行われます。
ほかにも、メインステージでは盆踊りや鳴子踊り、
よさこいなどのパフォーマンスが繰り広げられます。
中でも、他の地域の七夕祭りとは一線を画すのがコスプレパレード。
一宮市民だけではなく、
全国のコスプレーヤーが一堂に会すると言われるほどの規模なので、
お見逃しなきよう!