アレルギーと聞いて思い浮かぶことと言えば、
食べ物が原因になると多くの人がイメージしてしまいがちですよね。
もちろんその場合も多いのですけど、
動物が原因になるアレルギーも少なくありません。
例えば。。。犬。
犬はペットの代名詞と言えるくらい身近な存在で、
飼っているという方も多いと思います。
実はそんな犬が子供のアレルギーの原因になってしまう可能性があるのです。
目次
◆どうして目への反応が目立つのか?
アレルギーのある人は、たいていは直ぐに粘膜の症状があらわれます。
目や鼻・・・ですね・・・
大人もそうなのですが子供でも犬が原因でアレルギー症状が出ることがあります。
そのアレルギーの反応が現れる場所は様々ですが、
中でも目に関する症状が目立ちます。
花粉症のアレルギーの場合で一番アレルギー症状が現れやすい場所が粘膜です。
その粘膜にアレルギーの原因である物質が付着しやすく、
粘膜のある場所というのが鼻であり目であるのです。
特に目は免疫細胞が多く血管も多いために引き起こされやすいのです。
犬のアレルギーの場合も同様で、
犬の毛、フケなどに含まれる物質に反応します。
そのため、犬の毛やフケが目の粘膜に付着して起こるのです。
◆犬アレルギーは目に対してどんな症状が出るのでしょう?
目に現れる症状としては、
・目がかゆくなる
・充血する
例えば、犬を触ると目がかゆくなってしまう場合、
これは犬が原因のアレルギー症状の可能性があります。
これらの症状がまだ軽いうちに済んでいるならばまだ良いのですが、
アレルギー性結膜炎になってしまうことも多いのです。
アレルギー性結膜炎とは、アレルギーが原因で起こる目の炎症です。
もし、お子さんが犬を触った後に、
・目のかゆみを訴えてくる
・目が充血している
という状態が収まらずに、
・異物感がある
・目が腫れてくる
といったように酷くなるようでしたらアレルギー性結膜炎です。
さらに悪化すると目の粘膜の色が変わり目やにがゲル状になります。
◆アレルギー症状が強く出た場合は病院で診察を受けましょう
症状がすぐに治まった場合は、そのままでいいのですが、
目に、かゆみや異物感などを感じたらすぐに眼科にいってください。
眼科でなくとも犬アレルギーのお子さんは、
食べ物などのアレルギーも持っているケースが多いので、
すでにかかりつけの先生がいるならその先生がいる病院でかまいません。
病院で薬を処方してもらい、
それを使用すれば比較的短期間で症状も良くなります。
◆触れなければ大丈夫?
ここで注意したいのは、
犬を直接触らなくても症状が出る可能性もある点です。
アレルギーの原因としては犬の
・毛
・フケ
・唾液
などがあります。
ですから、直接の接触がなくとも、
犬が寝ていたソファに座ったり、犬が触れた物にお子さんが触れることでも、
アレルギー性結膜炎の症状が出ることもあるのです。
非常に厄介ですが、もしお子さんが犬アレルギーかもしれないなら、
なるべく犬に近づけないことが対策の1つです。
触れなければ大丈夫と考えていると思わぬトラブルが起きるかもしれません。
◆最後に
アレルギーの症状が軽い場合だと犬が原因だと気付かない場合があります。
特にお家で犬を飼っていると普段から症状が出ている状態なので、
変化に気付きにくいのです。
もしお子さんが目になんらかの症状を感じている、
親からみておかしいなと感じる時は、
犬が原因になっている可能性も含めて考えましょう。
また、わからない時は医師に相談するのが大切です。
自分で勝手に判断するのはよくありません。
少しでもおかしいなと思ったらまずは病院で診てもらうのがポイントです。