犬を買っているご家庭に赤ちゃんが生まれた時は、
赤ちゃんの犬アレルギーに注意しましょう。
アレルギーは遺伝することも多いせいで、
親が大丈夫なら子供も大丈夫と考える方もいますがそうではありません。
親が大丈夫でも赤ちゃんだけ犬アレルギーの症状が出ることもあるのです。
目次
◆認識することがまず対策の1つ
犬アレルギーの症状としては、
くしゃみや鼻水、目の充血、目を中心に顔のかゆみなどが挙げられます。
花粉症に近い症状と考えればイメージしやすいです。
こういった症状は大人でも大変に感じますし多大なストレスになります。
ましてや言葉の話せない赤ちゃんにとっては、
お父さんお母さんに自分の状態をきちんと正確に伝えることもできないので、
とても辛いものなのです。
犬に触れたり、犬のいる部屋に入ると、
こうした、くしゃみや鼻水、目の充血、目を中心に顔のかゆみ、
といった症状が出る可能性だけではありあません。
重度のアレルギーの場合だと、
じんましんが出たり呼吸困難になってしまう可能性まであるのです。
アレルギーは非常に恐ろしいものだと認識することがまず対策の1つです。
なんだか様子がおかしいなと感じたなら、
小児科やアレルギー科で診察して、アレルギー検査を受けましょう。
調べることで犬アレルギーかどうかがハッキリします。
◆どうしても犬と別々に暮らすことができない場合の対策
赤ちゃんが犬アレルギーの場合、
犬と別々に暮らす、つまりは手放す方法が一番確実な対策ですが。。。
どうしても犬と別々に暮らすことができない。
そんな場合において具体的な対策はどうすればいいのか?
まず犬アレルギーというものは、
犬に触れたり犬のいる空間に赤ちゃんがいることで発症します。
ですから、赤ちゃんが生まれたら、
犬と赤ちゃんの生活スペースをしっかり区別しましょう。
愛犬にはかわいそうですが、
犬だけの部屋を作って、そこの中でだけ生活をさせる。
赤ちゃんのいる部屋には絶対犬を入れないことが大切なのです。
ここは徹底しましょう。
・直接触れなければいいんじゃないの?
犬に直接触れてなくてもアレルギー症状は出るリスクがあります。
犬に触れなくてもアレルギー症状が出る理由は、
犬の毛やフケを赤ちゃんが吸い込んでしまうからです。
これは部屋の中で、スギを育てていなくとも外からスギ花粉が侵入することで、
アレルギー反応が出るのと同じ事です。
これを防ぐための対策としては
①犬を清潔にしてあげる
②部屋をこまめに掃除する
この2つが基本となります。
◆犬を清潔にしてあげる
犬をしっかりブラッシング、トリミングして、
さらに定期的に体を洗ってあげるのが最大の対策です。
ブラッシングやトリミング、シャンプーをしっかりしてあげれば、
抜け毛も減って、毛自体も清潔になるのでアレルギーのリスクを減らせます。
赤ちゃんがいる中で犬の世話までするのはとても大変なことですが、
赤ちゃんのためにも犬のためにもしっかりしてあげましょう。
◆部屋をこまめに掃除する
犬自体が清潔であっても家の中の掃除はとても重要です。
犬は普通に生活しているだけでも、かなりの毛が抜けます。
ですから、こまめに掃除して抜けた毛を処理してあげないといけません。
赤ちゃんのいる部屋に犬を入れないから大丈夫だろう。。。
なんて思うかもしれません。
ですが、両親の衣服に毛が付いてしまったりする場合があります。
なので、すべての部屋を掃除して清潔な状態に保ちましょう。
◆最後に
こうした対策をしっかりしておけば、
赤ちゃんが犬アレルギーに反応するリスクはかなり減らせます。
赤ちゃん同様に犬もまた自分達では何もできません。
ましてや、生活の選択(一人暮らしするとか自己防衛するといった)を、
決断し行動することなんて、とても無理です。
だからこそ、
犬と共存するならば親がしっかりと対策を代わりにしてあげることが大事です。