外出先や仕事場などで急に鼻血が出た時って、あせりますよね。
そういった時には普通はティッシュがあれば、それを詰める人が多いですよね。
どういうわけなのか?昔から、鼻血を止める方法として、
鼻血が出たらティッシュを棒状に丸めて詰め込むやり方をしてきました。
また、ティッシュがないとなったら皆さんはどうしますか?
もしくはティッシュを用意するまでの間ってどうしていますか?
急な鼻血が出た場合において、ティッシュが手元にない時は、
とりあえず、血が下に垂れないように上を向くしか方法が無いような気もします。
実際、ほとんどの人が上を向きます。
上を向きながら首筋をトントン叩いている人がほとんどです。
実は。。。これら全て間違った鼻血の止め方なのです。
目次
◆ティッシュを鼻に詰める
鼻血の時にティッシュを鼻に詰めることの何がいけないの?と思いますよね。
・ティッシュを使用して鼻血を止める動作とはどういうものか?
まず、鼻血が出た時に鼻にティッシュを詰めます。
その後、吸い取ることで血が滲んできたら新しいティッシュと取り替えますよね。
また、人によっては早く止めようとするあまり、
グリグリと奥に回しながら詰めたりする場合があります。
これらの方法では鼻の粘膜を傷つけてしまう可能性があるんです。
鼻血が出る原因としては、
鼻の粘膜が傷つき毛細血管が切れて血が出ます。
ティッシュを詰めることで、この切れた部分にティシュが付着します。
それを交換する時に傷口が再び開いてしまうからなのです。
ですからティッシュを詰める方法は、おすすめできないのです。
◆上を向く
また上を向く人がいますが、これは全くおすすめできません。
なぜなら喉に血液が降りてきてしまい、気管に入る危険性があるからです。
また、血液には吐き気をもよおす成分が含まれていますから、
そのまま飲み込んでしまうと気分が悪くなります。
決して飲まないように吐き出しましょう。
鼻血が出るのは急です。
とっさのことで血が垂れないように上を向いてしまうのが普通です。
その場合は血液を水と一緒にうがいしながら出しましょう。
これは寝転んで、仰向けになったりすることも同じ事です。
◆首の後ろを叩く
首の後ろを叩くと鼻血が止まると言われていますよね。
実際はどうなのでしょう?
実は、首をトントンしても医学的に見ても何の意味もない行為なのです。
鼻血が止まる事となんら関係ないことなのです。
◆鼻血の止め方について
じゃぁ、鼻血が出たときの正しい対処法はどうすればいいのでしょう?
小鼻の少しくぼんだ部分を親指と人差し指でつみます。
下を向くと血がポタポタたれてしまうのですけど、
上を向いてしまうと鼻血が喉に降りてきてしまいます。
やや下向きでつまみましょう。
鼻をつまむ時は骨の部分ではなく、柔らかい所をつまむのがポイントです。
つまむ強さは結構強く圧迫するような感じでつまむと良いです。
そのまま、やや下を向いた状態で5分から10分待つと鼻血は大体止まります。
さらに冷やすと血管が収縮するので血が早く止まります。
氷のうや、冷やしたタオルで鼻と周辺全体を冷やすと良いでしょう。
◆どうしても鼻血が止まらない場合
大体30分対処しても鼻血が止まらない場合
鼻の中のキーゼルバッハという部分からでは無く、
他の病気や部位からの出血が考えられますので、すぐに病院に行きましょう。
大量の鼻血、いつまでも続く鼻血は病気が潜んでいる可能性があります。
また、片方だけの鼻血が長く続いたり、
鼻血だけでなく歯茎などからの出血がある場合も医師に相談してみて下さい。