爪水虫とは足に出来る水虫が進行して、
指先や指の間から爪にまで進行してしまった状態の事を言います。
まず基本的な事なのですが、
水虫といいましても、虫などが原因で生じるものではありません。
実は真菌というカビの種類の中の、
白癬菌というカビ菌が原因で起こる皮膚真菌症の一つなのです。
つまり、皮膚にカビが生えている状態ということです。
目次
◆爪水虫はどのように見分けるのでしょう?
足水虫は、かゆみを伴いますし、
見た目も足の皮がめくれてブヨブヨになってしまうのが特徴です。
そのため比較的発見しやすいのです。
しかし、それに対して爪水虫は、
あまり自覚症状が無く爪を見ないと分かりにくいのが特徴。
発症していることに気付かないため、
実は、10人に1人は感染しているとも言われています。
発見する方法としては、まず足の爪を見ます。
・爪が、分厚くなっていた
・爪の表面がボロボロになってしまっている
・爪の色が濁ってしまっている
こういった状態ではありませんか?
特に色の濁りは黄白色から褐色になり、
白い縦筋が何本も入っている時はまず疑って構いません。
◆気付かずに放置しているとどうなるの?
この時点で発見できないと、
爪がどんどん厚くなり変形してしまいます。
すると、靴を履いた時に痛みをともなうようになります。
最悪の場合は、その痛みで歩けなくなってしまう事もあります。
◆爪水虫の治療方法はどうすればいいの?
では治療方法としてどんな事があるのか?
足水虫と比較しても、しつこく治療困難であるのが爪水虫。
発見が早くできて早期治療できる場合は、
市販の塗り薬やスプレータイプの薬でも治療は可能です。
ですが、基本的には病院で受診し、
飲み薬を処方してもらうのが確実で根本的な治療が行えます。
ただでさえしつこいので、
最低でも半年は薬を飲み続けて通院する必要があります。
しかし。。。
肝臓の機能に異常がある方は飲み薬による治療を行う事が出来ません。
そんな方にはレーザーによる治療もあります。
しかし保険適用ではない為に自費による出費となります。
実費とはいうものの驚く程料金が高い訳ではありません。
さらに手術と違い麻酔も必要がありません。
それに安全性も高く、
治療時間も10分から20分で1回の治療が終わるので結構人気となっています。
◆自分でできる今後の対策について
白癬菌は温度と湿度が高い所を好みます。
ですから、一日中靴を履いて蒸れてしまった足の裏は、
まさに菌にとって心地よい環境となっています。
そのため足を毎日こまめに洗って清潔にして、よく乾燥させる事から始めます。
・清潔にするためのポイント
足を洗う際には、水虫専用の石鹸を使用するのが効果的です。
足の蒸れ対策として靴下は、
指ごとに分かれている5本指ソックスを使用しましょう。
また、それぞれの指が隔離されることで他の指や爪への感染を防ぎやすくします。
そして、こまめに靴下を履き替えるのも効果的です。