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犬や猫を中心に、日本はペットの飼育率が高い国です。
それと同時に自然災害に見舞われる可能性も非常に高い国です。

もしもの災害時に置いて避難を余儀なくされるときには、
ペットを連れて一緒に避難所へ向かう人も少なくありません。

原則としてペットとの同行避難のガイドラインもあります。

しかし、ペットと一緒である同行避難は、なかなか難しい問題でもあるのです。

何故なら基本的に、避難所への同行避難つまりペットの受け入れは、
各市町村に決定権があるのです。

そして多くの避難所においてはペットを連れ込むのは禁止されているのです。
または禁止されていると思い込んでいるためです。

目次

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◆なぜ受け入れは難しい問題なのか?

どうして避難所への受け入れはネガティブな感じがあるのでしょう?

その理由は、衛生面にあります。

ただでさえ入浴もままならない避難所では、
動物がいることで不衛生に拍車が掛かる心配があります。

更にニオイやアレルギーの問題、鳴き声によるストレスなど、
他の避難者から苦情が寄せられる原因にもなるでしょう。

また、同行避難のガイドラインが作成されたのは東日本大震災後です。
そしてそのガイドラインはなかなか周知されていませんでした。

そのため熊本地震においては上手く機能しないなどといったことも起こりました。

ですが家族同然のペットを、見捨てることなど絶対にできません。

◆ペットの避難に悩む飼い主はどうしているのか?

そのように受け入れができない場合。

実際にペットを連れて同行避難した家族は、
車中泊をしたり避難所から距離のあるところでテントを張ったりしています。

もしもいざというときに同行避難ができないという場合においては、
まずはペットも大丈夫な避難所を探してみましょう。

避難とは本来、自宅から一番近い自治体の指定した場所へ行うのが一般的です。

とはいえ車などの足があるのであれば、
少し距離のある避難所の利用をするのも賢明です。

ペットとの同行避難が許可されているところを探すのであれば、
SNSなどを使うと情報が集まりやすいです。

簡単には諦めず、まずは情報収集をしてみましょう。

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◆最後に

災害時においては、ペットと共に避難所に入れるかどうかわからなくとも、
とりあえず一緒に最寄りの避難所まで同行しましょう。

もし同行避難が無理なら、災害後でも、
営業可能な状態のペットホテルに預ける選択肢もあります。

場合によっては、善意で一時的に引き取ってくれるブリーダーや、
トレーナーも見つかるかもしれません。

離れて過ごすことにはなりますが、
しっかりとご飯を食べられて安定して面倒を見てくれる人がいるのは大きいです。

誰かに預ける事態になっても、
緊急時ですしそれは決して責任放棄にはなりません。

辛い選択だと感じる人もいるでしょうが、
自分たちが避難所を躊躇なく利用するためにも必要なことなのです。

災害はいつ起こるか分かりません。

事前に自治体に問い合わせて同行避難できるかどうか確認しておくと、
土壇場で焦らなくて済みます。

日頃からの備えとして、同行避難に関する想定も十分にしておきましょう。

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