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通常、「お祝い」というと、
結婚や出産などおめでたいことがあった人に対して、周囲が贈るものです。

また「内祝い」は、近年はお祝いをもらった相手に渡すお返し、
お礼という意味で使われています。

そうすると。。。

「快気祝い」「快気内祝い」においてはどうなんでしょう?

快気祝いとは。。。
病気やけがをして治療している人のところへお見舞いに来た人が贈るもの?

快気内祝いとは。。。
病気やケガが治ったことをお見舞いに来てくれた人に対して贈ることなの?

これら「快気祝い」「快気内祝い」という言葉は、
どちらも同じ意味なのでしょうか?

それとも、これら2つには違いがあるのでしょうか?

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◆「快気祝い」と「快気内祝い」

そもそも「快気祝い」というのは、

病気やケガがよくなった喜びを、
本人が周囲におすそ分けする気持ちで贈るものでした。

それが次第に「お見舞いしてくれた人へのお返し、お礼」
という意味へと変わっていきました。

次に「快気内祝い」ですが、
この内祝いという言葉は、本来は内々で喜ばしいことがあった時、
福のおすそ分けの意味で親しい人に贈ることを指していました。

それが次第にお祝いのお返しの意味で使われるようになりました。

例えば、出産の際に贈る内祝いも、
もともとは出産した喜びと報告を兼ねて、お祝いをくれたかどうかにかかわらず、
周りの人に自主的に贈るものでした。

それが出産のお祝いのお返しの意味で使われるようになっていきました。

そこで快気祝いにおいても、「お見舞いのお返しとして渡すもの」ですから、
「快気内祝い」という言い方も使われるようになりました。

結論として、

このふたつの「快気祝い」「快気内祝い」という言葉には、
大きな違いはありません。

どちらも、自分の病気やケガが治ったという喜びのおすそ分けという意味です。

「内祝い」という意味の中に
「快気祝い」「快気祝い」という種類があるのです。

だから、

「快気祝い」
「快気内祝い」
「内祝い」

これら3つのうちどれでも表書きとしては問題はないと思います。

◆使い分けがあるんじゃなんいの?

あるところでは「快気祝い」「快気内祝い」という言葉を
病気やけがの回復の様子で使い分けるみたいな感じで書いてありました。

・使い分けとはどういうことか?

①病気やケガが完治し治療が終了したときは、
お見舞いしてくれた方にお礼と報告を兼ねて「快気祝い」を贈る。

②病気やケガはまだ完治していないけれど、
退院はして自宅療養や通院治療になったといったときは「快気内祝い」を贈る。

と使い分けるという感じで書いてありました。

しかし、実際は使い分けません。

そもそも「快気祝い」を病気やケガが全快したという意味合いで使用します。

治っていなくとも「快気祝い」で贈っても問題ありません。

しかし、治ってないのになんだかなぁ。。。と思われる場合は、
「御礼」という表書きで贈りましょう。

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