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イベントや説明会などのためにビジネス用の手紙やメールなどを作成するときに、
来て頂く方々への足を運んでもらうことに対してのお礼の言葉として、
「ご参集」という一語を入れることがあります。

この「ご参集」という言葉は、日常会話で使われるものではないのですが、
役所のように形式を重んじる組織でよく使われる表現です。

この「ご参集」という言葉にはどのような意味や使い方があるのかでしょうか?

目次

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◆ご参集の意味とは?

漢字を当てはめてみるとわかるのですが、
「ご参集」の「ご」は頭につける丁寧語「御」です。

ですから置いておくとして、注目するべきは「参」と「集」です。

「参」は何処かへ行く、来るという意味を持っています。
そして「集」は人が集まることを意味しています。

つまり。。。

そのことから考えると「ご参集」というのは、
人々が何かをするために寄り集まってくることを意味しているのです。

シンプルに言えば、出席や参加という言葉に置き換える事ができます。
参集=出席ですから、意味として「出席してくれてありがとう」となります。

ですが、出席者に対して、より敬意を払っているという気持ちを、
言葉で表現したいという場合であれば、「ご参集」を使っておくと良いでしょう。

参集=出席に「ご(御)」という敬語をつけます。

ご参集=ご出席となると、
「ご出席(ご参集)くださいまして、ありがとうございます」となります。

◆どのような場面で使うのか?その使い方とは?

では「ご参集」とう言葉は、どのような場面で使うのかというと、

セミナーや説明会などに、別の場所の地域から人が参加してもらった時。
「ご参集いただきありがとうございます」とお礼をしたりします。

また、

招待状を出すときに「イベントにご参集ください」といった使い方をします。

なお、正確な言葉の使い方としては、
ご参集は自由な意志で参加をするときに使われるものです。

ですので、会議のように決められた日時に出席が強制され、
発言しなければいけないようなときには不適当という考えもあります。

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◆最後に

なお言葉には目上に人に使ってはいけない言葉、とというものがあります。

ですが、この「ご参集」という言葉においては、
その区別がよくわからないときでも使用することが可能です。

敬語って知らず知らず勘違いして使っている場合も多々あります。

そんな状態で無理をして堅苦しい言葉を使うと、
かえって不自然になってしまうなんてことも十分考えられます。

ですからなんとなく違和感を感じるのであれば、
おとなしく「ご参加」という言葉を用いたほうが良いでしょう。

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