インフルエンザといえば毎年猛威を振るう病気ですが、
鳥インフルエンザもニュースなどでよく目にします。
しかも毒性が強いとかいうフレーズだったり、殺処分で対応だとか、
そういった記事を目にすると不安になりますよね。
鳥インフルエンザに感染したらどうしよう。。。
でも、鳥インフルエンザだから鳥の病気なので人には感染しないのか?
また、影響とかはないのだろうか?
目次
◆人に感染するの?
まず結論を言えば、鳥インフルエンザが、そのまま人に感染する事は稀です。
発生した近くを通ったとかで感染することもありません。
さらには人から人へと感染することはありません。
それはウイルスの型が人間のインフルエンザとは異なる事が理由です。
ですから、基本的に普通に生活しているならば、
鳥インフルエンザは人に対して感染や病原性を発揮する事は無いのです。
直接感染するということは稀なのですが、
注意や警戒が怠れない面がある事もまた事実です。
稀なケースとして鳥インフルエンザに人が感染したという事例が、
数は少ないものの報告されています。
それは感染した鳥を食用に加工するために、
解体したりするような密な接触の環境にいる場合などです。
そういった環境以外ではまず感染はありえません。
◆人に影響はあるのだろうか?
そもそもウイルスは生物と非生物の境界にあると言われる事のある存在あり、
且つ遺伝的には単純な構造であるという特徴があります。
このような特徴から、次から次へと変異を起こし易い特性を有しています。
そのため人にも感染するウイルスへと変貌する可能性が否定出来ないのです。
例えば。。。
鳥インフルエンザは、豚にも感染するという特徴を持っています。
そして豚の特徴としては、人インフルエンザも有しています。
つまり豚は双方の型のウイルスを同時保有する可能性を持つ生物となっています。
ここで問題なのは、双方同時に保有した豚において、
先述したウイルスの構造・変異の速さから互いの遺伝子情報が交換された場合、
人への蔓延性と感染性を持った新型インフルエンザウイルスが、
誕生する可能性があるという事です。
豚も家畜・食肉として人に近しい存在である事から、
豚経由での新種ウイルスの蔓延の可能性も否定し切れないものとなります。
こうした経緯で新種のウイルスが蔓延した場合、
新種故に感染者が免疫を有しない事から、
個々の事例の重症化・爆発的な感染が起り易いとも考えられています。
このように突然変異により人に多大な影響を及ぼす恐れがあるです。
◆対策としての措置とは?
鳥インフルエンザが発生した場合、
対策としての措置として鶏舎にいる全ての鶏を殺処分するといった、
思い切った対策が法の定めの下で行われています。
それは、人インフルエンザも年によって違いがありますが、
爆発的に広がることがあります。
理由としては新型ウイルスであるために、免疫を持つ人がいないからです。
同じように鳥インフルエンザにおいても、
対応が遅れれば遅れるほど感染が広がる可能性が高いのです。
蔓延を限局する事によって変異したウイルスの発生を未然に防ぎ、
人への影響とリスクを最小限に留めるように、
こうした措置の適用が為されています。
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