マイカーを走らせるためには、ガソリンが必要です。
まだまだ生活の足として活躍するガソリン車、
特に公共交通機関の整備が遅れている郊外の街で暮らしている方々にとっては、
文字通りライフラインとなります。
一時はガソリン値下げの動きが見られましたが、
最近では再び販売価格が反発して、高値になり始めています。
そのようなガソリン 値上げの理由ってなんなんでしょう?
価格の仕組みはどうなってるのか?
ガソリンスタンドの料金値上げの理由については、
実は様々な要因が重なった結果なのです。
目次
◆値上げの理由や価格の仕組みはどうなってるの?
・第一の値上げの理由
第一の値上げの理由ですが、
産油国の政治情勢に左右されている点が挙げられます。
産油国とその周辺では目下、
政治情勢を揺るがす色々な事案が絶え間なく発生しています。
政権交代やクーデターが多発すれば、経済もリンクして不安定化します。
・第二の値上げの理由
第二の値上げの理由ですが、
時の政権が外貨獲得のためにと、原油の輸出価格を上げたため、
それが巡り巡って日本のガソリンスタンドの料金高騰に繋がってきます。
日本や欧米諸国のような政治体制と違う国も産油国の中には多く存在します。
指導者が交代する事で原油価格高騰したり、反対に大下落したりします。
・第三の値上げの理由
第三の値上げの理由ですが、いわゆる発展途上国の劇的な経済成長です。
原油を大量に必要とするのは、今まで日本を含む先進諸国のみでした。
しかし、近年ではBRICs(ブラジル ロシアインドチャイナ)の4カ国に、
代表される国々が欧米諸国並に原油を輸入し始めました。
その結果として、世界中で地下資源の獲得バトルが起きてしまい、
原油は再び貴重な資源として高値で取引されるようになりました。
・第四の値上げの理由
そして第四の値上げの理由ですが、
日本国内における発電方法の変革が挙げられます。
いわゆる原発をこれからの新エネルギーとして考えていた日本、
それが先の原発事故を受けまして頓挫しました。
世論も脱原発ムード一色です。
各地では相次いで原発再稼働を止める訴えが起こされており、
現実問題として原発の以前のような稼働は出来なくなりました。
その結果、既に老朽化で廃止予定だった各地の火力発電所を、
半ば無理矢理再稼働させて、電力不足を凌いでいるのが実情です。
その火力発電所を稼働させるために原油が国内で大量に必要となって来ており、
巡り巡って発電方法の社会的な大転換がガソリンの高騰にも結びついています。
◆まとめ
このように4つの理由から、
ガソリン値上げや価格の仕組みが成り立っているのです。
しかし、現実問題ホントに短期間でガソリンの価格って変わりますよね。
それほど原産国では日々変化が起きていたりするんです。
でも消費者としてはやっぱり安い方がよいですよね。