ツバメが軒先などに巣を作ると、
その家や住んでいる人に幸運をもたらすという言い伝えがあります。

もちろん昔からの迷信、といってしまえばそれまでです。

ところが、縁起がいいと伝わっているものにはある程度の合理性があるんです。

では、ツバメの巣は縁起がいいというのはどういう意味なのでしょう?

目次

スポンサーリンク

◆生産性を向上してくてる?

たとえば、昔の日本は農業が産業のほとんどを占めていました。
その中でもとくに稲作、コメの生産が国民の暮らしを支えていました。

ですが、昔は米を作るにしても今ほどの生産技術がありませんでした。
生産が低下する原因の一つとしての害虫があります。

もちろん昔は農薬はありません。

ではどのようにしていたのか?
害虫は手で駆除するしか方法はなかったのです。

しかし、ツバメがやってくることで、
その外敵から実を守るための技術をカバーできたのです。

なぜならコメをつくる田んぼの害虫をツバメは食べてくれるからです。
そのためツバメは益鳥と言われるようになったのです。

手で駆除するよりも遥かに効率的で生産性の向上につながりますよね。

◆住んでいる環境の良し悪し

またツバメは渡り鳥でもあり、
行動範囲が非常に広いためどこへでも行くことができます。

そのツバメがわざわざ巣作りをしたということは、

その場所が湿度・温度・空気のキレイさなど、
ある程度の住環境が良いということの証明でもあるといえるわけです。

スポンサーリンク

◆繁栄と繁盛

さらに、ツバメの巣は子育てのための施設なのですが、
ツバメの卵にとっての天敵はヘビやカラス・タカなど他の鳥たちです。

人通りの多い場所は人間を怖がるそれら天敵たちが近寄ってこれず、
逆に人間たちはあまり害のないツバメを攻撃しないため、
なるべく巣を人通りの多い位置に作るような習性があるとも言われています。

人の出入りが多いということは民家であれば大家族で友達がたくさんいる、
商家であれば千客万来で商売繁盛、といった意味につながります。

◆最後に

以上の理由から、ツバメが巣をかけたら縁起がいい、
という意味合に落ち着いてきたのです。

現代ではマンションなど複雑な構造をもっていたり、
非常に高層化してしまった住宅が増えました。

そのため、ツバメもなかなか巣をかける場所が見つからないようです。

そのおかげでしょうか?
逆に毎年ツバメがやってくる巣は珍しく、
街のちょっとした名所のように扱われることもあります。

もちろん、フンの害などマイナス面も無視はできません。

ですが、ツバメのヒナたちが生まれるのを眺め、
彼らが巣立っていくのを見守れるというのは街中ではなかなか無い光景です。

もしお近くにツバメの巣を見かけたら、
縁起の良し悪しはさておいてそっと大事に見守るようにしましょう。

スポンサーリンク
おすすめの記事