統計によると、中学生のお小遣いの平均は、概ね1学年1000円が相場です。
・1年生が1000円
・2年生が2000円、
・3年生が3000円
という程度の金額となっています。
一方、高校生になるとどうなのでしょう?
お小遣いなし?
それとも月にどれくらいが普通なの?
目次
◆月にどれくらいが普通なの?
高校生の場合ですと中学生よりも若干増えます。
・1年生が3000円
・2年生が4000円、
・3年生が5000円
という感じが一般的な高校生のお小遣いの金額になります。
とはいえ、これはあくまでももらっている人の金額です。
中学生も高校生も約6割がお小遣いをもらっていますが、
残りの4割はもらっていません。
お小遣いなしの人もいるんです。
どうしてこのようにお小遣いには差が生じるのでしょう?
◆経済的理由によるお小遣いの格差
高校生になると生活範囲も広がります。
それにともないなにかとお金がかかるものです。
そのため一気にお小遣いの平均値が上がります。
とはいえ各家庭の事情やそれぞれの教育方針もあます。
ですから「0円から1万円程度」までと、かなりのバラつきがあります。
どうしてこのようにお小遣いの金額に幅がでるのか?
この背景には、高校になると学費が一気に跳ね上がります。
さらには高校といっても公立と私立ではトータルコストに大きな差があります。
子供の年齢は毎年上がりますが、
親の収入は毎年それに応じて上がるというわけではありません。
ですから、おのずとお小遣いとして出せる金額に影響を及ぼしているのです。
◆あえて、お小遣いなしにする理由
高校生ともなると学校にもよりますがアルバイトができます。
将来の自立に備えた準備として、少しずつ社会を経験させる時期でもあります。
ある程度責任のある仕事を任せられる年代でもあり時給も上がったりします。
それはつまり自分の能力でアルバイトをして稼いだお金となります。
ですから自分で使える範囲というのがわかり物の価値がわかります。
学校や塾などといった必要なものについてはその都度、親が出すとしても、
自分の遊びのものについては自分で買わせるようにする家庭もあります。
そういった家庭においては「お小遣いなし」ということになります。
◆お小遣いの金額のバラつきはなぜ?
特に最近ではスマートフォンを所持することが当たり前となりつつあります。
インターネット上に存在するさまざまな懸念は踏まえながらも、
クラスメイトとコミュニケーションを図るための重要なツールでもあります。
さらには、学校や塾によっては教師に質問をしたり緊急連絡先としても、
ラインや通話やメールのやりとりを必須としているケースもあります。
このように今の子供には親の世代とは全く異なる事情があります。
そしてこの月々のスマートフォン代が、お小遣いに含まれるかどうかが
平均値の大きなバラつきに影響しているのです。
◆最後に
いずれにしでも、お小遣いは、買い物をすることで、
経済社会で生きていく術として、重要なひとつのステップです。
ですから親子が納得できるまで、とことん話し合って、
家庭のルールや約束を守らせることで、多くを学ばせたいところです。