カレンダーの日付のところに大安や赤口などが書いてあることがよくあります。
これは陰陽道に基づいた六曜です。

この六曜は縁起の良い日や悪い日を示しているんです。

私たちは一般的に普段の生活においては気にせずに生活をしています。

個人的な実感として大安だからといって良い日だったか?と聞かれれば、
特に印象的な出来事もなく普通な一日だったりします。

このように普段は意識しない六曜ですが、
冠婚葬祭などの日どりを決める際には大いに気にするところとなります。

その際には六曜の知識が必要になります。

そこで大安 赤口 仏滅 友引 先勝 先負はどういう意味なのか?

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◆大安 赤口 仏滅 友引 先勝 先負はどういう意味?

六曜の意味としては、

・「大安」は何をするにも縁起がいい日です。
・「先勝」は午前中が吉と言われています。
・「先負」は午後のほうが吉です。
・「赤口」は正午のみが吉で、午前午後ともに凶とされています。
・「友引」は何をしても勝負がつかない日で正午が凶で午前と午後は吉です。
・「仏滅」は何をしても一日中が凶です。

となります。

めぐる順番としては「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」となります。

では、もう少し具体的に見てみましょう。

◆大安(たいあん)について

一番よい日とされているのが「大安」になります。
そのため冠婚葬祭においては結婚式は大安に行うのが吉とされています。

ですので、大安の土日から予約が埋まっていきます。

また、友人をたくさん呼ぶことから友引も好まれます。

反対に仏滅は避けられます。

他にも戌の日のお参りや、
住宅を建てる際の地鎮祭も大安に行われると縁起がよいとされています。

家や車の引き渡しなど物事の初めを大安の日にすることで、
縁起を担ぐ意味合いが強いんです。

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◆先勝(せんかち)について

午前中が吉ということで、先にやれば勝つ、先手必勝みたいな意味合いです。

先勝の日に避けるべきとといえば「お通夜」です。

先勝の日にはお通夜は行いません。
どうしてなのか?

お葬式も六曜と大きな関連性があり、友引には行いません。

その理由として友人が故人と一緒に、
冥途へ引きずり込まれると考えられているため避けられます。

お通夜の翌日は葬式です。
そのため先勝の翌日は友引となるからです。

◆友引(ともびき)について

友引とは「勝負がつかない」という意味合いです。

ですが漢字の意味合いから「友を引く」ということで、
葬式を避ける日となっています。

そのためか葬儀屋さんなども休みが多かったりするのです。

逆に結婚式などのめでたい行事においては大安の次に吉日と言えます。
めでたい方に「友を引く」ならということです。

◆先負(せんぶ)について

先負においては、何もしない現状維持が吉といわれています。

ですが、お葬式に関しては避けるべきだとかとか特になにも言われていません。

結婚式においても同様に避けるべきとは言われていません。

午前は良くなく午後は良いということで、
尻上がりによくなるということで挙げる人も多くいます。

◆仏滅(ぶつめつ)について

六曜のなかで最も良くない日とされています。

お葬式に関しては問題はないのですが、
結婚式においては避けるべきと多く言われています。

しかし、実際「仏滅」という漢字から仏の滅する日と思われがちですが、
本来は仏教とは関係ありません。

もともと「空亡」という意味合いでなにもない日ということです。
ですから良いことも悪いことも影響しない日ということでもあります。

また逆に、なにもないところから生まれるということで、
結婚式を挙げる人もいます。

◆赤口(しゃっく)について

「赤」の文字から血や火が連想されます。
ですから刃物または火もとに気をつける必要があります。

正午だけが吉ということで、一日中良くない仏滅よりは良い。

◆最後に

最近の若い人は六曜を気にしない人もいます。

結婚式においても仏滅で式を挙げる人もたくさんいます。

しかし、ときに気になるのが親戚の反応です。

本人たちは気にしなくても、
両親や祖父母の世代には六曜を気にする人もたくさんいます。

とはいえ。。。式を挙げるのは本人達ですからね。
気にならないなら全然OKです。

それに六曜というのも一つの縁起担ぎです。
絶対に良くない日、絶対に良い日というわけではありません。

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