歯並びが良くないと虫歯になりやすいとかだけじゃなく、
人の前や写真などでなんとなく笑顔を作りにくいなんてことも。。。
コンプレックスって自分が気にするほど人は気にしてないとは思うんですが、
やはり気になるもの。
それが自分の子供なら自分に以上に気になるものです。
治せるものなら早めに治したほうが良いのかな。
そこで、子どもの歯並びの矯正を始める時期は何歳くらいがいいの?
目次
◆歯並びの矯正を始める時期
子供の歯並びの矯正を始める時期としては、二つのタイミングがあります。
・3歳から12歳ごろの矯正
・12歳ごろから成人にかけての時期
あれ?!結局3歳から成人までの時期じゃないの?
となりますが、2つのタイミングにわけているのはアプローチが異なるからです。
では順番に見ていきます。
◆3歳から12歳ごろの矯正について
まず一つ目が3歳から12歳ごろの矯正です。
この時期の矯正はあごの骨の成長を促す治療に重きを置くことになります。
この時期の矯正は乳歯、もしくは乳歯と永久歯が一緒に生えている時期です。
そして、まだ、あごの骨がやわらかい状態なのです。
この時期にあごの骨を拡大させる治療を行います。
なぜならあごを拡大する事により、
永久歯がきれいに生えるスペースを作り出すことができるからです。
あごの骨の拡大ってなんだか大変そうな感じですが、
手術とかではなくてマウスピースを装着して顎を広げていくことになります。
◆12歳ごろから成人にかけての矯正について
そして二つ目のタイミングとしては12歳ごろから成人にかけての時期です。
この時期の矯正は永久歯が生えそろった状態です。
つまり、あごの骨の成長が終わった後に行うものです。
そのため、この時期の矯正は大人が受ける方法と同じものとなります。
その方法とは歯並びを整えるための矯正が中心となります。
具体的には歯に金具を固定してワイヤーでつなぐ方法となります。
◆できる限り早く相談した方が良いケース
・受け口
できる限り早く始めた方が良いケースとしては、受け口が挙げられます。
受け口とは歯の噛み合わせが反対になっている状態です。
下の歯が上の歯よりも前に出るような形で反対に噛み合わさっているので、
反対咬合ともよばれます。
あごが、まだ、やわらかい成長段階で早く対処することで、
治療期間を短縮することができます。
・出っ歯
次に出っ歯の状態の場合です。
症状によっても異なりますが、
上のあごが狭くて永久歯の生えるスペースがない場合、
隣の歯と重なるように前歯が出てしまうケースもあります。
この場合にはあごの成長が止まる前に、
上のあごのスペースを広げるための治療が必要となります。
・乳歯が抜ける前に永久歯が生えてしまう
そして乳歯が抜ける前にその脇から永久歯が生えてくるケースです。
場合によっては永久歯が良い方向に生えてこないことも。
例えば。。。
乳歯の外側に生えてきたことにより、
・なんだか気になってしまう
・食べにくい
などと感じることもあります。
一本の永久歯の向きが悪いことで、歯並び全体を乱すことにもなるため、
この場合もできるだけ早い段階での矯正が必要となる場合もあります。
なかなか素人判断ではわかりません。
ですから歯列矯正の必要性や費用や期間などについては、
近くの歯医者さんで相談しましょう。
もし納得出来ない場合は違う歯医者さんでも相談して見る事が大事です。