突然の訃報には慌てますね。
急なことだと喪服などの用意ができないことも考えられます。
通夜に着ていく服装は礼服でなくてはならないのだろうか?
それとも黒っぽい服装ならいいのだろうか?
目次
◆仮通夜と本通夜
取り急ぎ駆け付けるお通夜にも、2通りあることをご存じですか?
・仮通夜
亡くなったその晩に親族だけでお別れの式が行われることがあります。
これが仮通夜というものです。
仮通夜は急を聞いて、駆け付けた親族が主な出席者となります。
また出席といっても仮通夜の場合、自宅で行なわれます。
そのため、服装も地味な黒っぽい服装で問題ありません。
・本通夜
その後、亡くなった翌日以降に行われるのが本通夜です。
本通夜には、ブラックフォーマルで参加するようにしましょう。
つまり葬式に出席するのとおなじ格好です。
ただし、やはり急な事ですから、やんごとない理由で、
本通夜にブラックファーマルが間に合わないこともありますね。
その場合は、ダークスーツでも構いません。
どうしても間に合わずにダークスーツを選ぶときには、
紺、グレー、黒を選ぶようにし、靴は光沢のないシンプルなものを選びましょう。
知人や友人が駆け付けるという意味合いが濃いものが、
本通夜なので、ブラックフォーマルでなくても失礼にはあたりません。
故人と親しい間柄であれば、お悔みを述べるときにでも、
「出張先から急を聞いて駆け付けた」など、
簡単に理由を親族の方に述べるとより理解を得やすいでしょう。
◆通夜の服装について
通夜には一般的にはブラックフォーマルを着るのが普通です。
なぜなら。。。
というのも急を聞いてとはいえ、お通夜の行われる時間は午後6時以降。
連絡を聞いたときからお通夜までは時間があります。
そのためお通夜までにブラックフォーマルを準備して出席する人が多いのです。
また、通夜の場所も葬儀会館などで行なわれますから、
ほとんどの人がフォーマルな服装でくるのです。
ブラックフォーマルは冠婚葬祭すべてにおいて一番着る機会の多い服装です。
社会人になるときに1着用意しておくようにしましょう。
◆ワイシャツや備品などの注意事項について
・ワイシャツ
ワイシャツはダークスーツでもブラックフォーマルでも白無地のものにし、
それ以外は黒で統一するようにします。
・時計
また、忘れがちなのが時計ですが、
愛用品であっても、派手なもの、光るものは避けましょう。
白い文字盤で、ベルト部分はシルバーのものがおすすめです。
葬儀や通夜では殺生を嫌うことから皮のバンドのものは避けるようにしましょう。
もしどうしても時計が必要かつ上記の要件を満たしていない場合は、
腕から外して閉まっておくのも一つの方法です。
・ネクタイピン、ハンカチ、袱紗
また、ネクタイピンはしないのが普通です。
ほかにも、ハンカチは黒か白のフォーマルなものを選び、
袱紗は寒色系のものを持つようにします。
袱紗は香典を包むものですが、
紫のものを選ぶとご祝儀にも不祝儀にも利用できて便利です。
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