訃報というものは突然やってきます。

最近では家族葬など、ごく身内で葬儀をしてしまうこともあり、
通夜、葬儀が終わってから亡くなったことを知る、
ということも少なくありません。

そんな時は四十九日で香典を渡す、というケースもあるかと思います。

目次

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◆香典の金額はいろんなケースによってかわるもの

香典の金額は、故人との関係の深さ、地方地域などによって変わります。

・故人が近親者である場合
・親しい友人である場合
・故人が一家の中心的存在であった場合

といったケースなどは、多めに包むことが一般的となってます。

その他にも会社員であるケースですと、
もし自分に肩書がある場合などは若い社員よりも多めに包んだりします。

しかし、多めといっても金額が多すぎてもいけません。

なぜなら遺族が香典返しで悩まないような金額にすることも大切だからです。

四十九日の香典の相場っていくら位くらいの金額なんでしょう?

◆四十九日の香典の相場っていくら?

不祝儀では偶数を包む、といった風習もありました。
ですが、最近ではご祝儀と同じような金額を包むことが多いです。

香典の相場の目安としては、故人との関係で決まってきます。

<故人との関係>

・友人
・知人
・隣人
・近所

である場合においては5,000円となります。

・会社関係
・お得意様

などといった仕事先の関係であれば、5,000円~1,0000円です。

次に故人が身内であった場合です。

故人が祖父母であった場合は、1,0000円~3,0000円。
両親であれば5,0000円~10,000円。
兄弟もしくは姉妹であれば、30,000円~50,000円。
そのほかの親戚であれば1,0000円~20,000円。

これらが相場となっています。

ただ金額の相場については、やはり本人の気持ちの問題でもあります。
ですので正しい金額というはありません。

また同じような立場の人が周りにいるのであれば、
相談しあって決めることをおすすめします。

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◆その他の気を付けたいことについて

・香典に使用するお札について

四十九日の香典に使用するお札については、
四十九日であっても新札は使わない方が無難です。

死ぬことがわかっていて、すでに用意していましたと思わせてしまうからです。

・表書きについて

香典を渡す場合、四十九日の法要以前は一般的に「御霊前」、
十九日法要以後は「御仏前・御佛前」と表書きをすることが正しいです。

しかし、浄土真宗では死後すぐに仏になるという考え方なので、
四十九日以前でも「御仏前・御佛前」を用います。

また、神式であっても「御霊前」は使用することができます。
ですが、キリスト教式の場合は、カトリックであれば「御花料」、
プロテスタントであれば「御花料」、「忌慰料」という書き方があります。

とはいえ、相手の宗派がわからない、ということもありますので、
万能な書き方としては御香典という書き方もあります。

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