日焼け止めを選ぶ時、必ずSPFとPAという言葉を目にします。
どちらも日焼け止めを選ぶ際には重要なポイントになるのですが、
その違いをはっきりと知っている人は意外に少ないはずです。
SPFもPAも紫外線から肌を守る効果を示しているのですが、
わざわざ別な言葉を使っているのは紫外線にも種類があるからです。
目次
◆SPFの作用
SPFで防げる紫外線はUVB、もしくは紫外線B波と呼ばれ
日焼けの原因になります。
夏の日差しが強い日に肌を露出していると
日焼けして赤くヒリヒリした状態になりますが、
これはUVBが肌で作用しているからです。
UVBは特に夏に強く照射されるため
夏の日焼け止め対策としてはSPFの数値が高いものが適しているわけです。
海でレジャーを楽しむ時なども
SPFに注目して日焼け止めを選ぶのがいいでしょう。
◆SPFと一緒に書かれている数字
ではSPFと一緒に書かれている数字にはどんな意味があるのか?
この数字は効果の持続する時間を表しています。
数字が大きいほど持続時間が長い、
つまり長時間紫外線対策効果を発揮してくれます。
ですので短時間の外出ならSPFの数字が小さくてもいいのですが、
長時間の外出になる時は、
なるべき数字の大きいものを選んだほうがいいのです。
勘違いしやすいのは数字が大きいほど効果が高くなるというものですが、
効果そのものはそれほど違いません。
あくまでも効果の「持続時間」が違う点に気を付けましょう。
◆PAとは?
次にPAです。
PAはUVA、もしくは紫外線A波と呼ばれる紫外線をカットしてくれます。
日焼け止めという意味では、
「spf」「 pa」どちらも同じですが、
カットできる紫外線に違いがあるというわけなのです。
UVAは夏に限らず1年中照射されており、
紫外線の95%がこのUVAと言われています。
UVBのように日焼けの原因になることはありませんが、
肌の奥まで浸透すると。。。シワの原因になる厄介な存在です。
◆+記号ってなに?
PAは数字ではなく+という記号が付けられており、
効果の持続時間ではなく効果の「度合い」を表現しています。
現在では+から++++までの4段階で表記されており、
最高ランクの++++がもっとも高い効果を期待できます。
そのため紫外線対策をしっかり行うなら、
基本的にPA++++を選ぶのが断然おすすめです。
また、紫外線による肌のダメージを抑えるものなので、
厳密に言うと日焼け止めというよりはスキンケアに近いかもしれません。
◆最後に
このように、日焼け止めは
SPFとPAの違いを理解して使い分けるのがポイントです。
適当に使っていると十分な効果を感じることもできないので注意しましょう。