きゅうりというのは一般に出回っているのは緑色です。
それが完熟すると黄色くなったり種類によっては赤くなったりします。
緑色でないきゅうりって古いのでしょうか?
黄色っぽいのや白いのって食べても大丈夫なのだろうか?
目次
◆黄色っぽいのや白いのって食べても大丈夫なのだろうか?
黄色っぽいのや白いきゅうりなんですが食べても大丈夫です。
黄色や赤色・・・完熟
断面が白色・・・鮮度が落ちているが食べられる
しかし、私達がよく見るきゅうりとは緑色です。
緑色じゃなくても黄色や赤色のきゅうりでも食べられるのに、
どうしてお店で並んでいるきゅうりは緑色なのでしょう?
◆どうして完熟したきゅうりが市場に出回らないのか?
なぜ完熟したきゅうりが売られていないのかというと
・食感
・日持ちと見た目
という点からです。
きゅうりは味という点ではそれほど特徴的な風味を持っているわけではありません。
その味よりも食感や歯ごたえを感じる部分が多いんです。
そのために、きゅうりは、まだ完熟していない状態で収穫するのです。
それが緑色の若取りされたきゅうりなんです。
バナナも緑色のうちに刈り取り、完熟して黄色くなります。
ですからきゅうりの色が変色していても古いというわけではないのです。
・じゃあ、なぜ完熟したきゅうりが売られていないのか?
完熟したきゅうりの場合、若取りする通常のタイプに比べると歯ごたえが弱くなり、
硬さも柔らかくなっていきます。
それは味よりも食感や歯ごたえを感じるという視点から見ると、
きゅうりっぽくないということになります。
だから水っぽさが強くなり食感や歯ごたえのあるうちに若取りして、
店頭に並ぶのです。
さらにいうと、日持ちと見た目の悪さからでしょう。
完熟する前であれば店頭に数日間置いても大丈夫です。
ですが、完熟していると収穫して一日もすると水分がなくなり白くなっていきます。
これはカビが生えたり腐りかけているという目安になります。
そのためきゅうりは完熟したものがお店に並ぶことはないのです。
◆完熟したきいろや赤色のきゅうりは美味しくないのか?
完熟すると、きゅうりは柔らかくなります。
ですが、甘味が増して別の食べ物のような食感を得られて、
それはそれで美味しいのです。
しかし完熟したきゅうりは売っていません。
もちろん一般に出回っているものでも時間を置けば黄色くなったりしますが、
これは養分が入らないまま完熟するので、
美味しさという点で物足りなさを感じます。
ですから完熟したきゅうりは自分で栽培するのが一番です。
栽培はベランダであってもプランターを使えば、
経験のない人でも簡単にできるので、興味のある人は挑戦してみて下さい。
◆なぜきゅうりは夏場によく食べられるのでしょうか?
またきゅうりはその成分のほとんどが水分です。
つまり世界一栄養のない野菜として有名です。
そのため、たくさん食べても栄養補給にならないのです。
なのになぜきゅうりは夏場によく食べられるのでしょうか?
その理由は、夏に収穫の最盛期を迎えるということがあります。
またそれだけでなく、含まれているカリウムが体を冷やす効果があるからです。
ですから食べ過ぎてしまうと体を必要以上に冷やしてしまうので、
食べる場合にはその量を考えて適量を食べるようにして下さい。