飴にカビがはえる事ってあるんだろうか?白い物体が表面に。。。

B!

しばらく忘れていて、そのまま放置してしまった飴なんですが、
袋の中で溶けたりしています。

食べてみると。。。なんとなくホコリっぽい感じがします。
カビ?なのか?

うーん。。。飴にカビがはえる事ってあるのだろうか?

目次

◆飴にカビがはえる事ってあるのか?

飴のように原料のほとんどが砂糖で出来ている糖度が高いものには、
カビがはえることはありません。

もしも、飴にカビのようなものがはえているように見えたとしたら、
それは糖分が湿気で浮いてきてるなどの理由でカビのように見えているだけです。

しばらく放置してしまった飴の表面に白い物体が付いているのを見たときに、
カビではないかと思ったことがあり調べてみました。

しかし、湿気で浮き出てきた糖分だということが分かりました。

◆どうして飴にはカビがはえないのか?

カビとは、菌類の一部のことをさします。

カビが繁殖するためには
・気温
・水
・栄養
など関係してきます。

この中の「水分」がポイントになります。

飴のように糖度が高い場合、
糖分に吸収される水分が増えて微生物が利用できる水分が減ります。

そういった理由から、飴にカビは繁殖することが出来ないのです。

◆砂糖が大量に含まれている食品は腐りにくい

飴の他にも砂糖が大量に含まれているものとして、
・果物の砂糖漬け
・ジャム
などがありますが、これらも、なかなか腐りません。

砂糖が大量に含まれている食品が腐りにくい理由をもう少し詳しく説明しますと、
食品が腐るという現象は食品の中で腐敗菌が増殖することで起きます。

つまり腐敗菌が増殖しなければ、食品は腐りません。

食品に砂糖を加えると浸透圧という働きが起きます。
この浸透圧によって食品の細胞から水分がどんどん出されます。

細胞は水分がないと増殖できません。

ですから砂糖を加えた食品の細胞内の腐敗菌は脱水状態に陥ります。
水分不足で、それ以上増殖することが出来なくなってしまいます。

具体的には、砂糖が50パーセント以上含有されている食品の中だと、
一般的な細菌はほとんど増殖することができなくなります。

70パーセント以上含有されている食品の中では、
カビもはえないほど脱水状態になります。

◆最後に

海外ではよく、冬に備えて果物の砂糖漬けを作る習慣があります。
これは砂糖の働きを利用することで果物を長期保存することが出来るからです。

ですから保存状態が良いなら、古い飴でも食べることができるのです。

私はたまに自分でオリジナルのジャムを作るのですが、
長期間保存したい場合は砂糖を沢山入れて作り、
甘さを抑えたジャムを作ったときには早めに食べるようにしています。

スポンサーリンク
最新の記事はこちらから