多汗症に悩まされている方は少なくありません。
特に脇汗に悩んでいるケースが多いようなのですが、
最近ではボトックス注射による治療を受ける方が増えています。
非常に便利なボトックス注射ですが、
副作用についてもしっかり把握しておきましょう。
目次
◆効果も安全性も高いと人気のボトックス
多汗症は文字通り汗を多くかいてしまう症状で、
その量が多くなるほど日常生活にも支障をきたします。
・汗のせいで薄着ができない。。。
・ニオイが気になる。。。
・人前に出るのが恥ずかしくて家にこもりがちになってしまった。。。
・緊張状態における汗をどうにかしたい。。。
・特になにもしていないにもかかわらずいきなり、凄い量の汗をかく。。。
人それぞれですが多汗症によってこうした悩みを抱える方が多いのです。
これまで、多汗症を治療しようと思うと手術をするのが一般的だったのですが、
2012年から基準を満たしていれば、
保険が適用されるようになったこともあって、
ボトックス注射で治療する方は増加傾向にあります。
施術する時間も5分位と短くて、
術後の腫れが少ないのですぐに日常の生活に戻れるのも人気の理由の一つです。
・どうしてボトックスは多汗症に効果的なの?
ボトックス注射をすると、
ボトックスが発汗を促しているアセチルコリンという物資の生成を阻害し、
それによって汗の量を減らす効果が期待できます。
効果は個人差があるものの、
約半年ほどと限定的ですが手術よりも気軽で、
人によっては保険も使えると注目されているのです。
しかし。。。即効性の効果があるなら通常副作用もあるものです。
では、ボトックス注射にはどのような副作用があるのでしょう?
◆ボトックスはどんな副作用があるの?
多汗症の方にとっては、まさに救世主といった治療法ですが、
気になるのはその副作用です。
どんなに効果的だとしても副作用があるとすれば治療を躊躇してしまいます。
ところが、ボトックス注射の副作用は基本的にはほとんどないと言われています。
注射を何度もすることになるので、
注射した部位が赤くなってしまったり、
内出血してしまったりすることもありますが時間の経過で改善されます。
また、たとえば脇にボトックス注射をした場合は、
脇に汗をかくことは少なくなるものの、
他の部分の汗が増えるケースもあるようです。
これも副作用の一種と言えますがやはり時間の経過で改善されます。
ボトックス注射で現実的に副作用と言えるのは、
これらが主で、ごくごくまれにですが筋肉が麻痺する症状も報告されています。
医療行為である以上、なんらかの副作用の可能性は0ではないのです。
◆最後に
確率が低い、症状が軽いとしても、
副作用のリスクがあるなら抵抗を感じてしまう方もいると思いますが、
ボトックス注射自体の多汗症への効果は十分期待できるものです。
治療前には必ずカウンセリングも行われますから医師とよく話し合い、
疑問や不安なことは相談し、治療前に自分自身が納得することが大切です。
医師とコミュニケーションがとれていれば、
副作用への不安を感じることなく、
悩まされてきた多汗症の治療を始められるでしょう。
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