夏になると毎年夏バテになってしまうという人も多いと思います。
暑いと、どうしても食欲がなくなってしまい、
必要な栄養が摂取できませんから、夏バテになりやすいのです。
これが夏バテの、もっとも大きな原因でもあります。
ですから夏こそしっかり栄養を摂って夏バテ対策をしましょう。
とはいうものの夏バテ対策の食事には一体どんな栄養が必要なのでしょう?
目次
◆夏バテに有効な栄養とは?
じゃあ夏バテに有効な栄養とはなんなのか?
これを知っておけば普段の食事から夏バテ対策ができます。
そこで積極的に摂りたい栄養がビタミンB1です。
ビタミンB1にはブドウ糖をエネルギーに変換する働きがあって、
この働きで元気な体を作ることができて有効なんです。
さらにビタミンB1と共に大事な栄養素があります。
それはクエン酸です。
実はブドウ糖はエネルギーに変換しないでいると乳酸に変化してしまうんです。
この乳酸は体が疲労を感じる時に多くなる物質で、
運動していると疲れを感じると思いますが、その時は乳酸値が高い状態なのです。
以前は疲労物質と言われていた乳酸ですが、
実は、この乳酸はエネルギーを補う物質であるのす。
そこでクエン酸を摂取することで乳酸をエネルギーにできるというわけなのです。
つまり。。。
ビタミンB1をたっぷり摂る事と、さらにクエン酸を摂取する事で、
エネルギーを作り出すことができるわけです。
夏場は普段以上に意識して摂るようにしましょう。
・どんな食べ物に多く含まれるのか?
ビタミンB1は豚肉やごま、豆類、うなぎなどに豊富に含まれています。
クエン酸はレモンやグレープフルーツといった
酸っぱい果物に多く含まれているのでデザートとして食べるのがオススメ。
・効率よく摂取するためにはどうすればいいのか?
非常に便利な栄養ですが、
ビタミンB1やクエン酸は体に必要なエネルギーを常に作り出していますから、
一度に多量に摂取するよりも、こまめに体に補給する方が効率的です。
また、ビタミンB1とセットで摂りたいのがアリシン。
なぜなら、ビタミンB1だけだと十分な量が体に吸収されません。
そのため期待できる効果も薄れてしまうんですが、
アリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれる働きがあるのです。
ですからアリシンを摂ることで、
ビタミンB1の働きを最大限に引き出せるんですね。
・アリシンはどんな食べ物に含まれるのか?
アリシンは玉ねぎや長ネギ、ニラなどに含まれています。
ですからビタミンB1が含まれている食材と一緒に調理すれば、
食事で簡単に補うことができます。
◆最後に
ご存知の方も多いかもしれませんが、
疲労回復効果を狙うならクエン酸もおすすめということで、
いろいろなスポーツドリンクに使われています。
そのようなスポーツドリンクは疲労回復効果が見込めると同時に、
熱中症対策にもなりますから、こまめに飲むのがいいですね。
ただし、
スポーツドリンクは砂糖も使われていますので、
その点には注意してください。
砂糖が夏バテ対策に良くないわけじゃないんですが、
スポーツドリンクを大量に飲むのは砂糖を大量に摂取することにも繋がります。
なぜ注意する必要があるのか?
砂糖などの糖質を過剰に摂取することで肥満にもつながりますし、
また、無駄にビタミンB1が消費されてしまいます。
ここで紹介した栄養が重要なのはもちろんなんですが、
栄養バランスのとれた食事をして、たっぷり休息をとることも重要です。
食事に気を付けながら睡眠時間も十分とれば夏バテ知らずの体になれるでしょう。