赤ちゃんが産まれると親戚や友人から出産祝いを頂くことがあります。
それにともない、お返しをするのにもマナーが必要です。
失礼のないようにお返しするためには、
どういうふうに出産祝いのお返しをしたら良いのでしょう?
目次
◆時期はどれくらいまでに贈れば良いの?
まずお返しをするのは、出産祝いを頂いてから1か月以内が目安になります。
一般的には出産祝いを頂くのは産後1か月以内である場合が多く見られます。
目安としてはお宮参りの頃です。
とはいえ、出産後はバタバタと忙しいものです。
特に初めての赤ちゃんともなると、初めてのことが多すぎて大変。
ですから、お返しの時期としては2か月程度を考えておけば良いです。
お返しが遅れてしまうのはマナー違反になるので、注意しましょう。
◆準備はいつから始めるの?
できることならば、出産祝いのお返しは妊娠中から準備しておくと良いです。
さきほども述べましたが、
出産後は慣れない育児や寝不足で悩むことがあります。
お返しの内容まで考える余裕がないかもしれませんからね。
そのため出産前にある程度お返しの内容を決めておいたり、
マナーについての知識を勉強したり、
お返しの品を郵送するのであれば、
箱や袋を用意しておくことでもスムーズに進みます。
出産後は、出産祝いが贈られてくるかと思います。
贈られてきた後3日以内を目安に電話や手紙でお礼をしましょう。
そうして、お祝いを頂いた人の一覧をまとめて、品物を決めていきましょう。
◆相場はどれくらい?
次にお返しの相場は出産祝いの3~5割の金額となりますが、
プレゼントした出産祝いと比べてお返しとして高額なものを贈った場合。
いくら感謝を伝えようとする気持ちがあろうとも、マナー違反となります。
またその逆に、自分が贈った出産祝いの3割にも満たない金額である場合も、
相手を不愉快にさせるマナー違反となります。
ですから相場は出産祝いの3~5割の金額といえど5割くらいが無難です。
また、
出産祝いをお金ではなく、洋服や赤ちゃんグッズでいただく場合があります。
このような場合も3~5割程度でお返しをする必要があります。
さすがに金額を確認することは出来ないので、
大体の金額を予想して判断しましょう。
◆お返しの品の決め方について
出産祝いのお返しとして、
お菓子やタオルなどのギフトを贈ることになります。
ですが、ここで問題なのはギフトの内容です。
先ほど出産前にギフトの内容を考えておくと良い、としました。
ですが、前もって頂く金額が分からないのに先にギフトを決められない、
と考える人がいるかもしれません。
しかし、
・5千円を頂いたら3千円前後
・1万円なら5千円前後
という具合にと、ある程度の内容を決めるだけでも十分です。
大雑把に決めておく事で、お返しまでをスムーズにすることが出来ます。
また、
高額な出産祝いを頂いた場合は、
カタログギフトを贈ると決めておいたり、
出産祝いの5割を商品券にすると決めるだけでも対応できます。
商品券やカタログギフトだけでは味気ない、と考えるのであれば、
赤ちゃんの写真や名入りの焼き菓子を一緒に贈りましょう。
◆お返しの贈り方について
もう一つ気になるマナーとして、出産祝いのお返しの贈り方です。
普通に渡せばいいのでは?と思うのですけど、
業者を通してお返しを検討する場合には、
そのお店がなれていますから、問題はないと思います。
しかし。。。
お返しの品に、
メッセージカードや挨拶状、のしがついていない場合があります。
そういったケースもマナー違反となります。
なぜなら、カードやのしがお返しの品についていない場合、
受け取ったほうとしてはなんの贈り物なのか?という事になるからです。
◆最後に
出産祝いを贈る、という行為はそれだけ親しい間であることが言えます。
しかし、お礼も何もせず、ただ頂いただけ、ということになりますと、
親しき中にも礼儀あり、に反して、マナー違反になります。
今後のためにもしっかりとお返しをし、
良好な関係を続けられるようにしてください。