朝起きると。。。眠い。。。
なかなか目が覚めてくれない。
寝ていないわけではなく、むしろ結構寝てるのに眠い。。。
どうして何でしょう?
なにかの病気なのでしょうか?
目次
◆しっかりと睡眠をとっているはずなのに。。。
寝ても寝ても眠い場合の原因の一つとして、
夜によく寝ているつもりでも、実は睡眠不足になっていることがあります。
自分では、しっかりと睡眠をとっているはずなのに、
寝ても寝ても眠い場合というケース。
これは質の良い睡眠ができていない、つまり眠りが浅い状態になります。
その結果、脳や身体が充分に休息できないために回復に至らずに、
睡眠不足になっている可能性があります。
体は回復を求めて寝たがっているので朝起きても眠くて眠くて仕方ないのです。
この場合の原因としては自律神経がうまく働いていない可能性があります。
自律神経が上手く働かないとセロトニンが少なくなります。
このセロトニンは1日の生活リズムを上手く調節してくれる物質です。
その物質が少なくなることで、
睡眠にも大きく作用し、良い睡眠が確保できていないということになるのです。
◆睡眠中に呼吸が止まるから?
寝ても寝ても眠いというのは、病気が原因で強い眠気を感じる人もいます。
その病気として一番多いのが「睡眠時無呼吸症候群」
「睡眠時無呼吸症候群」とは睡眠中に呼吸が止まるという症状です。
よくテレビなどで特集されていますのが、
寝ている時の「いびき」の途中でピタッと呼吸が止まり何秒間か静かになります。
そうして、しばらくするとまたいびきが再開されるという映像です。
いびきというのは、
空気が体内に入るためのスペースが狭くなりその振動で起こるものです。
つまり、十分な酸素が確保されにくいという事がいえます。
それが、さらに無呼吸となると酸素の供給はさらに少なくなります。
酸素の量が少なくなることで影響を受けるのが「脳」。
これにより体が上手く機能しなくなりストレスが増加してしまうのです。
だから寝ているつもりでも寝ていない状態になり、
寝起きが良くなかったり、だるかったり、疲れが抜けていないと感じたりします。
その結果、朝起きたとしても、日中にどうしても眠たくなるんです。
◆女性の場合は、生理が原因?
また、女性の場合は、生理が原因で寝ても寝ても眠い状態になることがあります。
生理前になると女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌量が多くなります。
このプロゲステロンには、眠気を引き起こす作用や、
体温が下がりにくくなる作用があることから睡眠の質まで低下してしまい、
日中でも眠気が起こりやすくなります。
一旦、生理が始まれば、ホルモンの分泌量も変化します。
ですからプロゲステロンの分泌量も減少していきます。
しかし、ストレスなどによりホルモンバランスが乱れていると、
生理中であっても眠気が生じることがあります。
さらに、生理中は、血液が子宮に集まるようになっています。
そのため虚血性貧血を起こしやすく、
脳内に十分な血液がいかなくなりやすい状態です。
そのため眠気を引き起こしやすいともいわれています。
◆最後に
あなたが1日の睡眠時間が充分にとれていても日中に強い眠気を感じる場合。
・自分では気づいていない睡眠の質の低下。
・寝ている間の無呼吸症候群。
・女性の生理
といいった可能性のほかにも原因が様々あります。
例えば、ナルコレプシーとか鬱、糖尿病など。。。
あなたがまずできうる範囲の生活習慣を改善しても症状が治まらない場合には、
早めに専門医に相談することです。