皆さんの中には常日頃から防災対策として、
・非常食の備蓄
・防災グッズの準備
・避難経路の確認
・家族との連絡方法の確認
など行っている方も、たくさんいらっしゃると思います。
その家族の中にペットは含まれていますか?
実は2013年から環境省より犬との同行避難について発表されたのです。
被災動物の救護対策ガイドラインが作成されました。
そのガイドラインの内容というのは、
地震の際には犬と一緒に同行避難が出来るようにというのを原則としています。
2011年の東日本大震災。
人はもちろんですが多くの犬をはじめとするペット達もたくさん被災しました。
路頭に迷う犬の姿が映し出されていました。
そのように、やむにやまれぬ理由により行き場のなくなった犬を預かるといった、
動物救護の環境を今後、国としても整えて行かなければなりません。
しかし、まずはペットは飼い主の家族でもあります。
犬と共に防災に取り組みましょう。
目次
◆飼い主がしなければならないことってなに?
いきなり困ったにならないために、
飼い主さんがしなければならないのは大きく2つです。
1つ目は犬のための防災グッズを揃えておくことが大切です。
2つ目はペットのしつけをきちんと行っておく。
◆防災グッズを揃えておくこと
防災グッズを揃えるためには、まず、
日頃から必要な物をピックアップして、リストを作成しておく事が重要です。
・食料
犬の防災グッズとしてまず必要なものは、人間と同じで食べ物ですよね。
ここでポイントとなることがあります。
いつも食べ慣れているドッグフードを、
多めに2、3袋買っておくだけで良いということです。
つまり、わざわざ防災用にドッグフードを備蓄する必要はないということです。
どうして備蓄する必要がないのか?
別の場所に防災用に買い置いておくと、
賞味期限が切れている事に気付かない場合もあります。
ですので、普段から多めに買っておくことで、
いつも未開封のドッグフードがある状態にしておくことが好ましいですね。
・水
飲水や、傷口などを洗ったりするのに必要です。
・食器
直接地面における場所なら良いですが、そうでない避難場所の場合に必要です。
・ペットシーツ
・袋
・常備薬
・名札、リード、ハーネス
首輪やハーネスには、
どこの誰かが分かるように身元がわかる迷子札を付けておくと安心ですね。
もしもの時に慌てないように、
防災グッズ用として、スペアのハーネスを用意しておくと便利です。
・おもちゃ
さらに大好きなお気に入りのおもちゃを、
もう1つ買っておくと犬も避難所で安心できます。
・ケージやキャリー
また、避難所には犬が苦手な人もいるので出せない時、ありますよね。
ですからケージやキャリーなども用意しておきましょう。
◆犬用防災リスト
・食料
・水
・食器
・ペットシーツ
・袋
・常備薬
・名札
・おもちゃ
・ケージやキャリー
◆ペットのしつけについて
次に犬の躾についてですが、
避難所には多くの人達がひしめき合う状況も予測しておかなければなりません。
人に慣れておくと、そんな状態になっても興奮せず過ごす事ができます。
また、他の人に迷惑をかけないようにトイレトレーニングをしておきましょう。
そして普段からきちんと予防接種を受けておいて、
病気があればちゃんと病院で治してもらったり、
薬を飲んだりと健康面や衛生面での管理を行っておきましょう。
普段から犬と一緒に避難訓練をするのも大事です。
・すぐにゲージやキャリーに入れる練習
・呼んだらすぐに走って飼い主さんの所まで来れる練習
などといった訓練をしておくと安心ですね。
あわせて読みたい関連記事一覧