甘酒が健康や美容によい、と注目されています。
実は甘酒には、作り方によって2種類あります。
酒粕で作るものと、米麹で作るものです。
酒粕で作ったほうは、
アルコール分が1%未満とはいえ若干アルコール分が残ります。
一応法律上は清涼飲料水でありお酒ではありません。
しかし、お酒の弱い人や未成年など過剰に反応する場合は注意が必要です。
それに対して米麹で作ったものですと、
アルコールが含まれないため、妊婦や子どもでも飲むことができます。
最近注目されている甘酒の効果や効能ってなにがあるの?
目次
◆甘酒に含まれる栄養素の特徴
甘酒は、飲む点滴といわれているほど栄養素に特徴があります。
含まれる栄養素としては、
・ビタミンB1、B2、B6などのビタミン類
・豊富なアミノ酸
・食物繊維
・オリゴ糖
・コウジ酸
などがあります。
特に人間の体では作ることができない必須アミノ酸が天然食品の中では、
多く含まれており吸収率も高いです。
また、消化吸収を助ける消化酵素とエネルギーに転換するビタミンB群により、
滋養強壮、疲労回復といった効果があります。
このような理由から、甘酒は飲む点滴といわれているのです。
◆腸内環境を整える
また、甘酒の効果、効能は他にもたくさんあります。
例えば、腸内環境を整える働きです。
栄養素に含まれる食物繊維やオリゴ糖が影響しています。
オリゴ糖は善玉菌であるビフィズス菌のエサになることから、
腸内の善玉菌が増える環境を手助けしてくれます。
さらに、腸内環境が整うことで免疫力がアップしたり、
便秘の改善や予防につながります。
◆甘酒の美容効果について
その他にも、美容効果があることでも注目されています。
甘酒に含まれるコウジ酸が抗酸化作用を持っていることから、
病気の原因や老化の原因となる活性酸素から体を守ってくれます。
また、コウジ酸にはメラニンを抑制する働きもあるといわれ、
老け顔の原因となるシミ対策にも効果が得られます。
また、満腹感を得られるブドウ糖、
脂肪をエネルギーに変える酵素であるリパーゼの働きにより、
ダイエット効果も得られます。
甘酒自体の栄養も豊富なので、
ダイエットで不足しがちな栄養素を補うこともできます。
甘酒をスムージーのように朝食と置き換えて、
ダイエットする方法も人気があります。
◆最後に
甘酒を飲もうかなぁといろいろネットなどで見ていると。。。
酒粕から作る甘酒と麹から作る甘酒とでは、
どっちを飲んだほうがいいのか?
という疑問が浮かんできます。
栄養価においては、どちらも高いといえます。
酒粕の方はどうしてもお酒の風味がありますね、苦手な人もいます。
また値段でいえば、酒粕は再利用ですから麹に比べて安い。
健康目的であるならば、飲み続けることが肝心です。
そうなると継続しやすい方が良いということになります。