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お月見には団子が欠かせませんが、なぜ団子なのか?
その理由を知っている方は意外に少ないと思います。

お月見の団子にはちゃんと意味があるので、

それを理解しておくと、お月見がさらに楽しくなるのではないでしょうか。

目次

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◆どうしてお団子なのか?

そもそも、

お月見には月に感謝するという意味が込められていて、
日本では主に収穫に対する感謝の気持ちが込められています。

お月見の時期は秋ですが、これは米や野菜の収穫の時期でもあります。

今ほど科学や農業が進歩していない時代ですから、
米や野菜が無事に収穫できるだけでも大変な喜びだったのです。

そこで秋になると毎年お月見をして、
今年の収穫を月に感謝したのが、お月見の始まりと言われています。

ですので当初、お月見では、
団子ではなく穫れた野菜などを備えるのがごく一般的でした。

・じゃぁ団子に変わったのはいつからなの?

お供え物が野菜などから団子に変わったのは、
実際のところ江戸時代の少し前くらいだと言われています。

この団子というものは、お米を原料にして作られていています。

このように、やはり原料からみた場合でも、

その年に収穫した野菜から作られているという事ですから、
穫れた野菜などを備えて感謝するという意味は変わっていないのです。

・わざわざ団子にしなくともよいのでは?

ただお米を、そのまま供えるのではなく、わざわざ団子にしたのは、

団子は丸い形ですから、それを月に見立てることで、
よりお月見らしさを演出したのです。

風情を大切にする日本人らしい発想と言えるかもしれません。

お月見では団子だけでなく、すすきを供える風習もあります。
これもすすきを稲穂に見立てているとされています。

月と稲穂、この2つを供えることで、
まさに収穫を月に感謝する日といった感じになるわけです。

◆お団子は何個供えるのか?

では次に団子は何個供えるのか、これを見てみましょう。

一般的にお月見の団子は15個にするのが望ましいと考えられています。

・どうして15個なの?

よく十五夜と言いますが、

これは満月のことで、お月見では満月が見られることから十五夜にちなんで、
15個の団子を供えるようになったのです。

15個の団子は3段にわけて配置しお供えする、これが現在のお月見の基本です。

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◆最後に

このように、何気なく楽しんでいるお月見ですが、

そこにはしっかりと由来があり、お月見そのものの由来や意味だけでなく、
お供えする団子にもちゃんと意味があります。

意味を知っておけばお月見をする意味も見えてきてよりお月見を楽しめます。

せっかくお月見をするなら、ただなんとなく月を眺めて団子を食べるよりも、
意味を理解したうえで月の綺麗さと、
月へのありがたみを感じながらの方が良いものになるでしょう。

小さな子供でも楽しめる風習ですし、
お子さんに団子の意味やお月見の意味を教えてあげるのもいいかもしれません。

そうすれば家族でお月見が楽しめます。

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