セレブに大人気。。。とか
有名人がダイエットに成功。。。とか
こういった見出しとともに近年健康ブームやダイエットブームに、
さらに拍車のかかっていますよね。
キヌアもこのようなブームによって知名度をあげました。
キャッチフレーズとしては21世紀の主要食です。
キヌアとは南米原産の雑穀の一種です。
ペルーやボリビアなどのアンデス地域や、
アメリカの一部の地域に生えている植物です。
収穫量の低い貴重な雑穀として知られていますが、
近年日本でも栽培が成功し、栽培の実験も行われるようになってきました。
そんなキヌアですが、
カロリーや栄養、食べ方とはいったいどのようなものなのでしょうか?
目次
◆キヌアの栄養価について
人間の体を構成するために欠かすことのできない成分がアミノ酸です。
アミノ酸は人間の骨や筋肉、内臓、血管、髪の毛、爪、肌などといった具合に、
体のあらゆるものを構成するタンパク質を作り出すもととなるものです。
つまりアミノ酸がなくては、人間は生きていくことができないのです。
そのアミノ酸の中でも、
体内で作り出すことができないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
そのため必須アミノ酸は食べ物から摂取する必要があります。
キヌアにはその必須アミノ酸となるものがすべて含まれているのです。
さらに他の栄養素も白米と比べると。。。
・タンパク質は2倍
・カルシウムは6倍
・食物繊維は10倍
・鉄分は5倍
も多く含んでいる栄養価の高い食品なのです。
他にも豊富であると言われている栄養素として
脂質6.0
カリウム563
マグネシウム197
リン457
鉄4.57
亜鉛3.1
ビタミンB2 0.32
ビタミンB6 0.49
葉酸184
などがあります。
このようにキヌアには栄養素がたくさん含まれています。
◆どうして、キヌアの栄養価は注目されているのでしょう?
とりわけ造血つまり赤血球がつくられるときに必要な葉酸が飛び抜けて豊富です。
葉酸は赤ちゃんができたときにも必要と言われています。
なぜなら赤ちゃんがお腹で育つには細胞分裂が必要です。
その分裂に欠かせないのが葉酸ですから、
妊娠すると通常の2倍は必要だと言われています。
また、カルシウム、マグネシウム、鉄分、亜鉛は、
日本人にとっては足りないと言われている栄養素です。
特にマグネシウムにおいては、
サプリメントのマルチビタミンミネラルを摂取していても、
足りないと言われているくらいです。
こういった栄養がキヌアで補充できるのがスパーフードの由来なのです。
◆カロリーは高い?
キヌアのカロリーは100グラムで350キロカロリーほどとされています。
白米に場合は100グラムあたり約168キロカロリー。
比較するとキヌアのカロリーは白米の約2倍となります。
あれ?!スーパーフードであるはずのキヌアのカロリーって高いのでは?
と思うかもしれません。
ところが。。。
キヌアは水分を含むとその体積が5倍にも膨れ上がるのです。
そのため実際に食べる量は20グラムほどで、
そのカロリーは70キロカロリーほどとなるのです。
結果として、つまりキヌアは低カロリー食品であることがわかります。
さてそんなスーパーフードであるキヌア。
セレブや有名人の間では、ダイエット効果や美肌効果が得られるといいます。
実際、どのような食べ方をすればよいのでしょうか?
◆正しい食べ方って?
正しい食べ方としては、毎日の食事の中にキヌアを取り入れること。
置き換えダイエットのように、
1回の食事をキヌアだけに置き換える方法は避けたほうがよいでしょう。
例えばサラダやスープなどの副菜に少しキヌアを入れることで、
カロリーを抑えながら、
タンパク質をはじめとした栄養はしっかりととることができます。
お米と一緒に炊いて食べる方法が流行りました。
味としてはクセもなく、プチプチした食感です。
またテレビでは、卵かけご飯として、
ご飯の代わりにキヌアに卵をかけて食べてもいました。
キヌアはこのように栄養豊富な食品です。
しかし、これだけですべての栄養をまかなうことはできません。
ですからバランス良く他の食物もきちんと取らなくてはなりません。